症例報告
突発性難聴
2017.07.19
60代女性 平塚市
両耳が突然聞こえが悪くなる。最初はそのうち治るかと思いほっておいたが、どんどん聞こえなくなってきたので病院にいく。突発性難聴と診断され入院治療をするもあまり回復せず、当院に来院。
YNSA(山元式新頭鍼療法)を中心に施術、1回の治療でスッキリ感があり、5回の治療で左耳はかなり回復する。右耳はあまり変化せず、閉塞感がありつねに耳がつまった感じがぬけない。
肩こりもあったので、そちらの治療もしながら定期的に1年の施術。最近は閉塞感がなくなり耳が詰まった感じはなくなった。電話の音も聞こえるようになったが、聴力的にはまだまだである。
YNSA(山元式新頭鍼療法)は瞬時に結果がでることも多いが、今回のように少しづつ効果が蓄積されて回復してくることも多くある。これは、頭皮のポイントが単に症状をとるだけでなく、自然治癒力を活性化するためであると考えられる。
8月10日
8月8日に治療後、夜の10時過ぎに1本の電話。「先生!ちょっと聞いてください・・・」電話の向こうでちょっとパニックになっているような感じ。そして涙声でこう話してこられた「今日、右の耳が聞こえんたんです!嬉しくて嬉しくて、先生にすぐお話したくて!」電話の向うで泣きながら話てこられた。
時間も経っていたので難しい症例だったが、ご本人もあきらめずによく通っていただいた。自分の無力さとの闘いであったが、結果がでてよかった。名人なら1回の治療で難聴なんて治してしまうのだろうが、私の場合は1回1回反応をみながら、「効果があったツボ」「効果があった治療」を取捨選択しながらの施術だった。
結果的にはYNSAでの内耳神経点 耳鳴り点 にひと工夫を加えての刺鍼がよかったのかもしれない。頸椎周辺の緊張がよくとれたような気がする。
30代 女性 大磯町在住 突発性難聴
突発性難聴を3週間前に発症 3日後に耳鼻科に通院し診断を突発性難聴とされ投薬。
その後、耳の閉塞感がなくならずに当院へ来院
YNSA(山元式新頭鍼療法)にて 合谷診 首診 上腕診 をおこなうと、頸椎 脳幹に反応があったので、それぞれの対応点に刺鍼。この時点ではあまり変化はなし。その後、耳の反応点、内耳神経点に刺鍼すると閉塞感がなくなり、目もスッキリ視野が広がった感じがした。
このように早期に治療を開始すると突発性難聴に対するYNSA治療の効果はさらに瞬間的に効いてくる。