YNSA(山元式新頭鍼療法)
たかはし治療院で、主に得意としている施術がYNSA(山元式新頭鍼療法)です。
山元式新頭鍼療法学会より認定されています。
YNSAとは
創業者である宮崎県の医師・山元敏勝先生によって名付けられたこの施術は、慢性的な肩こり、頭痛・腰痛・坐骨神経痛。ほかにも自律神経失調症、めまい、耳鳴り、抑うつ症状などの「痛みの出ない症状」にも高い効果をあげています。YNSAは発祥地の日本よりも海外、特にブラジルで広く普及しており、いまや世界中で数千人の医師が実践しています。
YNSAの特徴
YNSAでは、症状が起きている原因は脳にあると考えます。たとえば、慢性的な痛みを訴えている患者さんは、その箇所の治療が既に完了しているにも関わらず、長い間痛みを感じていたことで、まだ脳が「痛い」と間違った感覚を伝達しているケースが多数。ほかにも肩がこっているという感覚は、「肩がこっている」という指令を脳が出してしまい身体に緊張状態を引き起こしていることも。
YNSAの治療の流れ
YNSAの施術は、まず患者さんの患部の緊張具合を丁寧にカウンセリング。
それから、首、背中、頚椎、胸椎に対応した頭部のポイントに鍼を刺していきます。0.25mmの細さの鍼で、頭皮に1mmほど刺すだけ。「頭に鍼」と聞いて怖がる患者さんもいますが、頭部は固い頭蓋骨で覆われているため、まったく痛みはなく安全です。
YNSAの優れた点
YNSAの優れた点としては、通常の鍼治療と異なり、施術後にすぐ患者さんの意見を聞けることです。まだ痛みがある場合は、再び施術するといったように「診断と治療」を同時に行えます。適宜調整しながら痛みの無い感覚を脳に記憶させていくイメージなので、患者さんにとっては施術の結果がわかりやすい利点があります。
また座って治療を行うため着替えていただく必要はありません。施術の際に着替えるのが嫌な方でも、ご安心ください。
脳や頚椎にアプローチする施術は自律神経のバランスを整える作用があります。そのため耳鳴り、眩暈、自律神経失調症といった不定愁訴、特に不眠と頭痛の改善が期待できます。
YNSAは気持ち良いだけではなく元気になる
これは施術後に患者さんからよくいただく感想です。
YNSAコース料金
※料金は、すべて税抜きになります。
YNSA | 5,500円 |
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経絡奇経療法 | 5,500円 |
マッサージ局所治療 | 5,500円 |
YNSAのご予約
当院では、患者さんのお悩みを丁寧に聞いて、どのように施術していくのかをしっかりと伝えることを心がけております。長い間不調に苦しんでいる方。病院に行っても原因がわからず、どうしていいのか迷っている方はぜひ最初の一歩を踏み出してほしいと思っています。日本で生まれ、症例研究も多数あるYNSA(山元式新頭鍼療法)の効果を是非実感してください。
耳鳴り・難聴・めまい
耳鳴りの原因
耳鳴りの原因は末梢間感覚路の障害にあり、これによって中枢感覚路に生じた変化が耳鳴りの発生源となり、さらに不安や緊張などによる辺縁系の興奮がこれを増強するという考えが主流となっている。
耳鳴り | 他覚的耳鳴り | 血管や筋肉の攣縮などなんらかの耳内の音を聴取する現象で、聴診器を耳にあてると検者にも聞こえることがある。主な原因としては中耳腔の異常血管、顎関節症、アブミ骨筋のミオクローヌス等がある。 |
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自覚的耳鳴り | 本人にしか認識しえない耳鳴りを自覚的耳鳴りとよび、通常耳鳴りとよばれるものはこの自覚的耳鳴りである。自覚的耳鳴りは背景となる神経機構の解明は容易ではないが、その発生源としていくつかの説が提唱されている。 |
耳鳴りの発生源 | 蝸牛モデル | 蝸牛の異常興奮が原因とするものである。蝸牛の外有毛細胞は正常でも音を発生していることがしられている。(耳音響反射) 以前は、耳音響反射も耳鳴りの発生源だとする説もあったが、耳鳴りを訴える大部分は内耳機能が低下しており、それに伴って耳音反射機能も低下している。そのため、耳反射機能が耳鳴りの原因となっているものはきわめて限られている。内有毛細胞と外有毛細胞の障害から生じるものも提唱されている。内有毛細胞は主に音刺激の興奮を中枢に伝え、外有毛細胞は内有毛細胞の興奮を抑制する。内有毛細胞に比べて外有毛細胞は侵襲に弱いため、内耳が障害を受けた際に、内有毛細胞が機能している一方で外有毛細胞が失われた部位ができていまうことがある。 このような部位では蓋膜の基底板の連絡に歪みが生じこれが耳鳴りの原因となる可能性がある。また、外有毛細胞は、脳が「無音状態」と認識する音のレベルを決定する働きをもっている。そのため、外有毛細胞の機能が失われると、脳は本来無視されるべき内有毛細胞の興奮を音として認識してしまうことで耳鳴りが生じるという説もある。 参考)日本医事新報社『知っておきたい難聴・耳鳴』 |
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非蝸牛モデル | 神経生理学的モデルとされるこの説では、不安や緊張などの精神状態にあると辺縁系が意識下のレベルで聴覚情報を増幅し、それが耳鳴りとして認識されるというものである。 耳鳴りをストレスと感じると、そのストレスが辺縁系に影響してさらに耳鳴りを増悪させるという悪循環をきたすとされている。聴覚系は聴覚野に直接交通する古典的経路とよばれるルート以外に、非古典的ルートとよばれるものものも知られている。この経路では聴覚以外の体制感覚刺激なども合流し、下丘の外側皮質・背側皮質を経由して大脳辺縁系に至る。耳鳴りが不安や緊張などの精神状態の影響をうける点や、触覚や視覚刺激で軽減する例がある点、非古典的経路と合わせて説明できることも支持されている。 ①求心性遮断が耳鳴りの原因 聴覚路の上行性神経線維には抑制性入力も含まれている。内耳障害によりこの抑制性入力が失われることで中枢神経核が過敏になり、耳鳴りが生じる。 ②大脳皮質の再構成 内耳障害によりある特定の周波数の音が聞こえなくなると、その音に対する大脳皮質は活動が低下する。この状態が続くとその部分の大脳皮質は聞こえない周波数からわずかにずれた周波数の音に対しては大脳の反応が過敏になりこれが耳鳴りとして認識されるという説である。 参考文献) 小川郁著『聴覚異常感の病態とその中枢制御』 |
難聴の原因
外耳の異常 | 外耳中耳の異常で聞こえが悪くなるのを伝音性難聴という。外耳疾患が難聴の原因となることは多くはないが、耳垢による外耳道閉塞は認知の高齢者では問題となることもある。 |
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中耳の異常 | Ⅰ.中耳炎(伝音性難聴の原因としては中耳の異常が多い。) ①急性中耳 細菌感染・ウィルス感染が生じた状態で中耳腔に膿がたまり伝音難聴をきたす。通常は耳の痛みや発熱で発症するため、難聴を主訴とする場合は多くない。 ②滲出性中耳炎 中耳に液体が貯留した状態で耳閉塞と難聴のみを主訴とすることが多い。急性中耳炎後に生じることも多く、耳痛がおこったあとに難聴をきたした場合はこの疾患を疑う。耳管機能障害が一因となるため、小児と高齢者に多い。 ③慢性中耳炎 鼓膜に穿孔が生じている状態を示す。鼓膜穿孔のために聴力が悪化し、ときに耳漏をきたす。長期にわたる症例では、中耳腔に肉芽や石灰化をきたしており、これらも難聴の原因となる。 ④真珠性中耳炎 角化重層扁平上皮が中耳腔に進展した状態である。 Ⅱ. 耳小骨の異常(中耳炎以外に耳小骨の異常でも伝音性難聴をきたす。) ①耳小骨離断 耳小骨の連鎖が外れている。 ②耳小骨固着 耳小骨がまったく動かなくなる。 ③耳硬化症 アブミ骨が固着して伝音性難聴をきたすことが多い。40代~50代の女性に多く伝音性難聴を呈しているのにも関わらず、鼓膜所見に異常がない場合はこの病気を疑う。 |
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内耳の異常 | 内耳に障害がおこり、振動を電気信号に変換できなくなると難聴が生じる。内耳性難聴では多くの例で外有毛細胞が障害されている。外有毛細胞は小さな音を増幅し、大きな音を抑制する働きをもっているため、内耳性難聴では小さな音は聞こえなくなる一方で、大きな音のうるささはそのまま残るか、健聴者より強くなる(リクルーメント現象) Ⅰ.感音性難聴 (内耳の障害と聴神経から脳の障害による難聴をまとめて感音性難聴とよぶ。感音性難聴の大部分は内耳障害から生じる内耳性難聴である。) ①有毛細胞の障害 有毛細胞が障害をうけると初めに不動毛が消失し、さらに障害が続くと有毛細胞自体が消失する。内有毛細胞が障害されると、振動を電気信号に変換できなくなってしまう。外有毛細胞が障害されると音の増幅機能が失われ、これも難聴をきたす。 ②血管条の障害 血管条は蝸牛の中央階の外側壁を構成しており、血管条が機能を失ってしまうと高カリウム状態が維持できず、有毛細胞が興奮できなくなる。蝸牛内の多くの構造異常が内耳性難聴をきたす。 ③突発性難聴 「朝起きたら急に聞こえなくなっていた」などといったように急激に一側の難聴が生じるものである。 ④内リンパ水腫 内リンパが水腫をきたすことで、基底板が緊張し、それにより基底板の振動がさまたげられて、難聴が生じる。その中で、難聴とめまいを反復する例をメニエール病とよぶ。低音域の聴力が悪化するため耳閉感が強く、患者は難聴と感じていないことがある。 ⑤老人性難聴 有毛細胞の数が減少しているが、それ以外に血管条やらせん神経節細胞、蝸牛神経にも病変が生じている。左右同程度の高音を中心とした難聴を呈する。 |
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蝸牛神経から聴覚中枢の異常 | 有毛細胞の興奮はいくつかの神経細胞を経由して大脳に伝わるが、この経路に異常が生じた場合も感音性難聴をきたす。有毛細胞と末梢性突起とシナプス、らせん神経節細胞、蝸牛神経のいずれかが障害を受けると有毛細胞の興奮が中枢に伝わらなくなり感音性難聴をきたす。 ①聴神経腫瘍 聴神経腫瘍は聴神経から生じる腫瘍で、徐々に増大して感音性難聴をきたす。実際には内耳の血流を障害して内耳性難聴をおこすことが多いが、ときに蝸牛神経の圧迫から後迷路性難聴をきたす。 |
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耳鳴り・難聴の鍼灸施術
音は耳内で電気信号に変えられて脳に伝わる。その過程において障害があると、耳鳴り・難聴がおこる。
鍼灸では、内耳の血流改善や蝸牛神経・脳の誤作動、自律神経の調整を目的として施術します。
耳鳴り・難聴の治療
1.YNSA
2.経絡治療
3.水素吸引
4.アルファスティム
5.日常生活
5本の柱を効果的に
YNSA症例報告
●ふらふら感 頭痛 なんとなく疲れる などの不定愁訴(40代・女性 平塚市在住)
●耳鳴り 反響音がする 聞こえにくい(50代・女性 小田原市在住)
●肩の痛み 10年前から続く肩のいたみ(70代・男性 大磯町在住)
●股関節の痛み 階段を上るときに痛い(40代・女性 大磯町在住)