小田原で息苦しさ・胸のつかえを感じる方へ|自律神経と経絡治療の考え方|大磯・平塚で鍼灸・YNSA・マッサージをお探しの方へ

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コラム

小田原で息苦しさ・胸のつかえを感じる方へ|自律神経と経絡治療の考え方

「息が十分に吸えないような感じがする」
「胸に何かがつかえているようで苦しい」
「大きく息を吸おうとしても、すっきりしない」
「緊張したり疲れたりすると息苦しくなる」

息苦しさや胸のつかえ感が続くと、
「心臓や肺に何か問題があるのではないか」
と不安になる方も多いと思います。

こうした症状について調べると、
「自律神経の乱れ」
という言葉がよく出てきます。

確かに、
精神的な緊張や不安が強い時に、
呼吸が速くなったり、
胸の圧迫感や息苦しさを感じたりすることがあります。

しかし、
息苦しさや胸のつかえを
最初から「自律神経が原因」と決めることはできません。

この記事では、
息苦しさ・胸のつかえで考えられる原因、
自律神経やストレスとの関係、
医療機関への受診を優先したい症状、
そして経絡治療・鍼灸を利用する場合の考え方について
分かりやすく解説します。

この記事で分かること

1.息苦しさ・胸のつかえとは?

「息苦しい」といっても、
感じ方は一人ひとり異なります。

息苦しさの感じ方の一例
  • 息を十分に吸えない感じがする
  • 何度も大きなため息をつきたくなる
  • 胸が締め付けられるように感じる
  • 胸に何かがつかえているように感じる
  • 呼吸が浅いように感じる
  • 動くと息切れがする
  • 緊張すると呼吸しにくくなる

このように同じ「息苦しさ」という言葉でも、
原因や必要な対応は異なります。

息苦しさや体調について確認するカウンセリング

息苦しさでは、症状が起こる状況や医療機関での検査内容などを確認することが大切です

2.息苦しさ・胸のつかえで考えられる主な原因

息苦しさや胸の違和感には、
さまざまな原因が考えられます。

  • 心臓・循環器に関係する病気
  • 呼吸器に関係する病気
  • 貧血
  • 感染症
  • 胃食道逆流など消化器に関係する問題
  • 胸壁や筋肉など筋骨格系の問題
  • 薬の影響
  • 不安・緊張・パニックなどに伴う呼吸の変化
  • 過換気

したがって、
「ストレスがあるから自律神経」
「胸が詰まるから筋肉が硬い」
と一つの原因だけで考えないこと

が大切です。

胸の筋肉が硬いことだけが原因ではありません

元の記事では、
ストレスによって胸周囲の筋肉が硬くなり、
胸のつかえや息苦しさが起こると説明していました。

精神的に緊張している時に
身体へ力が入ったり、
胸や肩周囲の緊張を感じたりする方はいます。

しかし、
胸のつかえ感を筋肉の緊張だけで説明することはできません。
特に新しく出た胸の症状では、
必要な医学的評価を優先してください。

3.自律神経と呼吸にはどのような関係がある?

自律神経は、
心拍、
血圧、
発汗、
消化など、
私たちが意識しなくても行われている
身体のさまざまな調節に関係しています。

自律神経には主に
交感神経と副交感神経
があります。

緊張した時や身体を動かしている時などには、
心拍や呼吸などにも変化が起こります。

ただし、
交感神経=悪い、
副交感神経=良いというものではありません。

どちらも状況に応じて必要な働きをしています。

「交感神経が優位だから呼吸が浅い」とは限りません

強く緊張している時に、
呼吸が速くなったり、
浅いように感じたりすることがあります。

しかし、
息苦しさがあることだけから、
「交感神経が優位になっている」
「副交感神経が働いていない」

と判断することはできません。

呼吸は、
脳幹による調節、
肺や気道、
呼吸筋、
血液中の二酸化炭素や酸素など、
さまざまな仕組みによって成り立っています。

4.ストレスや不安で息苦しくなることはある?

精神的な緊張や不安が強い時に、
息苦しさ、
胸の圧迫感、
動悸、
ふらつきなどを感じることはあります。

また、
「息が苦しい」
と感じることで不安がさらに強くなり、
呼吸が速くなるという循環が起こることもあります。

しかし、
ストレスを感じているからといって、
胸の症状を最初からストレスだけの問題と判断しないこと

が重要です。

過換気によって、かえって息苦しく感じることがあります

不安や緊張などによって
必要以上に速く深く呼吸をすると、
血液中の二酸化炭素が低下し、
ふらつき、
手足や口周囲のしびれ、
胸部不快感などが起こる場合があります。

そのため、
息苦しい時に「もっと深く吸わなければ」と
何度も大きな深呼吸を繰り返すと、
かえって症状が強くなることがあります。

5.息苦しさ・胸のつかえで特に注意したい症状

息苦しさは、
鍼灸より先に医療機関での評価を優先した方がよい場合があります。

早急な医療評価を考えたい症状
  • 突然起こった強い息苦しさ
  • 胸の痛み・強い圧迫感がある
  • 冷汗や吐き気を伴う胸部症状がある
  • 症状が顎・肩・腕などへ広がる
  • 意識が遠のく、失神した
  • 安静にしていても呼吸が非常に苦しい
  • 唇などの色が明らかに悪い
  • 突然の強い動悸を伴う
  • 顔や手足の麻痺・ろれつの回りにくさなどを伴う
  • 急激に症状が悪化している

このような場合には、
「自律神経かもしれない」
「鍼で様子をみよう」と考えず、
医療機関での評価を優先してください。

6.病院で「異常なし」と言われたのに息苦しい場合

検査を受けても、
症状の原因を一つに特定できないことはあります。

その場合でも、
患者さん本人が感じている
息苦しさや胸の違和感が
「気のせい」という意味ではありません。

一方で、
「検査で異常なし=自律神経の乱れ」
という意味でもありません。

症状が続く、
変化する、
強くなる場合には、
必要に応じて循環器内科・呼吸器内科・消化器内科などで
再評価を受けることも大切です。

「異常なし」と言われても不調が続いている方へ

不眠・めまい・動悸・疲労感など、
複数の症状が気になる方は
自律神経のお悩みについての専門ページもご覧ください。


自律神経・不眠・めまい専門ページを見る →

7.経絡治療では息苦しさをどう考える?

たかはし治療院では、
状態に応じて
経絡治療
を使用します。

経絡治療では、
東洋医学の考え方に基づき、
脈や腹部など身体に現れている状態を確認しながら
施術方針を考えます。

東洋医学では
「経絡」「気血」「臓腑」などの概念を用います。

ただし、
経絡は現代医学でいう神経や血管そのものではなく、
「気」という物理的なエネルギーが流れる管が
確認されているという意味でもありません。

東洋医学の体系で身体の状態を捉えるための概念として使用します。

首肩などの状態も含め、その日の身体の状態を確認しながら施術を考えます(施術イメージ)

経絡治療で「自律神経を正常化する」という意味ではありません

元の記事では、
経絡治療によって自律神経を整え、
気道が開いて深く呼吸できるようになると説明していました。

しかし、
経絡治療によって気道が開く、
自律神経が正常化する、
息苦しさの根本原因が取り除かれると
一律に説明することはできません。

医療機関で必要な評価を受けたうえで、
現在困っている症状や身体の状態に応じて
鍼灸を利用するという位置づけになります。

8.息苦しさ・胸のつかえに鍼灸は役立つ?

医療機関で必要な検査を受けても症状が続き、
鍼灸を希望される方もいます。

鍼刺激と神経系や自律神経系の反応については、
基礎研究や臨床研究が行われています。

しかし、
鍼をすることで交感神経と副交感神経のバランスが正常になり、
息苦しさが治ると保証することはできません。

鍼で「血流を良くすれば酸素が届く」から楽になる?

息苦しさに対して、
「血流が悪く酸素が足りないから苦しい」
という説明を目にすることがあります。

しかし、
一般的な息苦しさを単純な血流不足として説明することはできません。
呼吸状態や循環器・呼吸器の状態によっては、
医学的な評価が必要です。

鍼でホルモンバランスを整える?

鍼刺激によるさまざまな生体反応について研究されています。

しかし、
鍼によってホルモンバランスを正常化し、
ストレスや息苦しさを治療できると断定することはできません。

頭部への鍼施術イメージ

状態によっては頭部への鍼などを施術方法の一つとして使用します(施術イメージ)

9.たかはし治療院では息苦しさをどのように確認する?

当院では、
「息苦しい=自律神経」
と最初から決めて施術することはありません。

まず、
症状の内容と医療機関での診断・検査について確認します。

息苦しさで確認する主なポイント
  • いつから症状があるか
  • 突然始まったのか、徐々に始まったのか
  • 安静時にも苦しいのか
  • 歩行や階段など身体を動かした時に強くなるか
  • 胸痛・圧迫感を伴うか
  • 動悸があるか
  • めまい・ふらつきを伴うか
  • 失神したことがないか
  • 咳・痰・発熱などがないか
  • 食後や横になった時に症状が変化するか
  • 首肩・胸周囲のつらさがあるか
  • どのような医療機関・検査を受けているか
  • 現在服用している薬
  • 睡眠・疲労・生活状況

医療機関での評価が必要と考えられる場合には、
鍼灸を優先せず受診をおすすめします。

身体の状態に応じて施術を選択します

必要な医療評価が行われていることを確認したうえで、
身体の状態に応じて
経絡治療、
身体への鍼、
YNSA、
あん摩マッサージ指圧などを
組み合わせる場合があります。

「息苦しさ専用のツボ」
「自律神経を整えるツボ」
を機械的に使用する施術ではありません。

鍼灸・経絡治療について

たかはし治療院で行っている
鍼灸・経絡治療についてはこちらで詳しくご紹介しています。


鍼灸・経絡治療について詳しく見る →

YNSAについて

YNSA(山元式新頭鍼療法)についてはこちらをご覧ください。


YNSAについて詳しく見る →

10.施術後に「呼吸が楽」と感じても、その場だけで判断しない

施術後に
「胸が少し楽に感じる」
「身体の力が抜けた感じがする」
と感じる方もいます。

しかし、
一時的に症状が変化したからといって、
息苦しさの原因となる病気が改善したことを意味するわけではありません。

その日の変化だけでなく、
日常生活の中で症状がどう変化しているかを確認することが大切です。

11.鍼灸を受ける際の注意点

鍼は細いものを使用しますが、
まったく刺激やリスクがないわけではありません。

  • 刺した時のチクッとした感覚
  • 重い・響くような感覚
  • 少量の出血
  • 皮下出血・青あざ
  • 施術後の一時的な疲労感・だるさ

特に、
施術後に息苦しさや胸痛が強くなった場合を
「好転反応」として様子をみないでください。

症状によっては医療機関での確認が必要です。

12.日常生活でできる息苦しさへの対処

セルフケアは、
病気の治療の代わりではありません。

医療機関で緊急性の高い問題がないことを確認したうえで、
体調管理としてできることを取り入れましょう。

① 「大きく吸う」ことを頑張りすぎない

息苦しいと、
どうしても大きく息を吸いたくなります。

しかし、
何度も大きな呼吸を繰り返すことで
過換気になり、
かえってふらつきや胸部不快感が強くなる場合があります。

緊急性のある症状がなく、
緊張時に呼吸が速くなっていると感じる場合には、
無理に大量の空気を吸おうとせず、
楽な呼吸へ戻すこと

を意識してみてください。

② ゆっくり息を吐く

楽な姿勢で、
息を無理なく吸い、
少しゆっくり吐いてみる方法があります。

ただし、
呼吸法で副交感神経をONにすれば息苦しさが治る、
というものではありません。

リラックス方法の一つとして利用してください。

③ 睡眠・休息を確認する

睡眠不足や疲労が強い時に、
体調の悪さや不安を感じやすくなることがあります。
できる範囲で休息を確保しましょう。

④ 運動は体調に合わせて

適度な身体活動は健康管理に役立ちますが、
息苦しさが強い状態で無理に運動する必要はありません。
運動すると息切れが強くなる場合には、
まず医療機関へ相談してください。

⑤ カフェイン・アルコールなども確認する

カフェインなどによって
動悸や不安感を強く感じる方もいます。
大量に摂っている場合は、
日常生活を振り返る材料の一つにしてください。

⑥ 症状が起こる状況を記録する

「いつ」
「何をしている時」
「どのくらい続いたか」
「胸痛や動悸を伴ったか」
などを簡単に記録しておくと、
医療機関や施術院で相談する際の参考になります。

食後・運動時・就寝時・精神的に緊張した時など、
症状が起こるパターン

を確認してみましょう。

息苦しさ・胸のつかえ・自律神経についてよくあるご質問

Q. 息苦しさは自律神経の乱れが原因ですか?

自律神経やストレスと呼吸の変化が関係する場合はありますが、
息苦しさには心臓・肺・貧血・薬などさまざまな原因があります。
息苦しさだけから自律神経の乱れと判断することはできません。

Q. 胸のつかえはストレスから起こることがありますか?

緊張や不安が強い時に胸部不快感を感じる方はいます。
ただし、胸の症状には心臓・肺・消化器などの病気も関係するため、
新しく出た症状や強い症状は医療機関で確認してください。

Q. 病院で異常なしなら自律神経ですか?

いいえ。
検査で大きな異常が見つからなかったことと、
自律神経が原因であることは同じではありません。
症状が続く場合には必要に応じた再評価も大切です。

Q. 息苦しい時は深呼吸をたくさんした方がいいですか?

必ずしもそうではありません。
必要以上に速く深く呼吸すると、
過換気によってふらつきやしびれなどが出ることがあります。
無理に大きく吸うことを繰り返さないようにしましょう。

Q. 鍼で自律神経は整いますか?

鍼刺激と自律神経系の反応について研究されていますが、
鍼によってすべての方の自律神経を正常な状態へ戻せる
という意味ではありません。

Q. 経絡治療で気道が開いて呼吸が楽になりますか?

経絡治療によって気道が開くと保証することはできません。
呼吸器の病気が疑われる場合には医療機関での評価が優先されます。
鍼灸は必要な医療を受けたうえで補助的なケアとして利用します。

Q. 鍼を受けると胸のつかえは治りますか?

施術後に身体が楽に感じる方はいますが、
すべての方で胸のつかえがなくなるとは言えません。
特に胸部症状では、まず原因の確認が重要です。

Q. 薬を飲みながら鍼灸を受けても大丈夫ですか?

状態に応じて併用する場合があります。
現在服用している薬については来院時にお知らせください。
鍼灸を受けるために処方薬を自己判断で中止・変更しないでください。

まとめ|息苦しさ・胸のつかえを「自律神経」と決めつけない

ストレスや不安が強い時に、
呼吸が速くなったり、
胸の圧迫感や息苦しさを感じたりすることはあります。

そのため、
自律神経やストレスの影響を考えることには意味があります。

しかし、
息苦しさ・胸のつかえ
=自律神経の乱れ
→経絡治療で気の流れを整える
→自律神経が正常になる
→呼吸が楽になる

という単純な仕組みではありません。

特に胸の痛みや強い息苦しさでは、
心臓や肺などの病気を確認することが最優先です。

そして、
必要な医療機関での評価を受けても症状が続いている場合に、
鍼灸・経絡治療・あん摩マッサージ指圧などを
補助的なケアの選択肢
として検討することができます。

たかはし治療院では、
「自律神経が原因」と決めつけず、
息苦しさが起こる状況、
胸痛や動悸の有無、
めまい、
首肩の状態、
睡眠や疲労、
医療機関での検査内容などを確認しながら、
一人ひとりの状態に合わせて施術を考えています。

息苦しさ・胸のつかえ・疲労感などでお悩みの方へ

まず必要な医療機関での確認を大切にしながら、
症状の経過や身体の状態を確認し、
鍼灸・経絡治療・YNSA・あん摩マッサージ指圧などを
状態に応じて組み合わせます。


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たかはし治療院
院長 高橋道明