病院で「異常なし」なのにめまい・息苦しさが続くとき|原因と鍼灸・YNSA|大磯・平塚|大磯・平塚で鍼灸・YNSA・マッサージをお探しの方へ

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コラム

病院で「異常なし」なのにめまい・息苦しさが続くとき|原因と鍼灸・YNSA|大磯・平塚

「めまいやふらつきが続いているのに、病院では異常なしと言われた」
「息苦しさがあるのに、心臓や肺の検査では大きな問題がない」
「検査で異常がないなら、この症状は何なのだろう?」

このような状態が続くと、
検査で大きな異常が見つからなかったことに安心する一方で、
「では、なぜこんなにつらいのか」
という新たな不安が生まれることがあります。

大切なのは、
「異常なし=症状が存在しない」
「異常なし=今後は何が起きても心配ない」
という意味ではない
ことです。

めまいや息苦しさには、
耳・脳神経・心臓・肺・貧血・血圧・薬の影響・
不安や過換気など、
さまざまな原因が関係する可能性があります。

一方で、
必要な検査を受けても明確な原因を一つに絞れず、
症状が続く方もいます。

この記事では、
病院で「異常なし」と言われた後に考えたいこと、
めまい・息苦しさの主な原因、
再受診を優先した方がよい症状、
そして経絡治療やYNSA(山元式新頭鍼療法)を
取り入れる場合の考え方
について詳しく解説します。

この記事で分かること

病院で「異常なし」と言われるとは?

病院で検査を受けて
「大きな異常はありません」
と言われることがあります。

これは、
その時点で行った診察や検査から、
重大な病気や明らかな異常が確認されなかった

という大切な情報です。

しかし、
めまい・息苦しさ・疲労感などの症状そのものが
「存在していない」という意味ではありません。

原因を一つに特定できなくても、
本人が感じている症状は実際のものです。

めまい・ふらつきなどでは、症状の出方や医療機関での検査内容なども確認します(施術イメージ)

「病院で分からない原因を東洋医学なら見つけられる」とは限りません

以前の記事では、
「現代医学では捉えきれない不調を
経絡治療やYNSAでみる」
という説明をしていました。

しかし、
東洋医学は病院で発見できなかった疾患を
見つけるための検査方法ではありません。

医学的な診断と東洋医学的な身体の捉え方は
役割が異なります。

必要な医療を受けたうえで、
鍼灸を補完的に取り入れるという考え方が基本です。

めまい・ふらつきで考えられる原因

「めまい」と一言でいっても、
感じ方はさまざまです。

  • 周囲や自分が回っているように感じる
  • 身体がふわふわする
  • 足元が不安定に感じる
  • 立ち上がるとクラッとする
  • まっすぐ歩きにくく感じる

症状のタイプによって、
考えられる原因も変わります。

耳に関係するめまい

良性発作性頭位めまい症、
メニエール病など、
耳の平衡感覚に関係する病気で
めまいが起こる場合があります。

耳鳴り、
耳の詰まった感じ、
聴力の変化などを伴う場合には
耳鼻咽喉科での評価が重要です。

血圧などの変化

立ち上がった時などに
血圧の変化と関連して
ふらつきを感じる場合もあります。

薬の影響

服用している薬によって、
ふらつきや眠気などが現れる場合もあります。

薬が気になる場合にも
自己判断で中止せず、
医師または薬剤師へ相談してください。

脳・神経系の病気

めまいの中には、
脳卒中などの神経疾患が関係するものもあります。

特に突然起こった強いめまいに
歩行障害や麻痺などを伴う場合には
早急な対応が必要です。

息苦しさが続く場合に考えられること

息苦しさにも、
さまざまな原因があります。

  • 心臓に関係する病気
  • 肺・気管支など呼吸器の病気
  • 貧血
  • 発熱・感染症
  • 身体活動時の呼吸困難
  • 不安・緊張
  • 過換気
  • 薬の影響

「ストレスだから」
「自律神経だから」と最初から決めつけないこと

が重要です。

不安や過換気で息苦しく感じる場合

強い不安や緊張によって
呼吸が速くなりすぎることがあります。

過換気になると、
息苦しさだけでなく、
めまい、
動悸、
手足や口周囲のしびれなどが
現れる場合があります。

この場合も、
「酸素が足りないから息苦しい」
という単純な状態とは限りません。

めまい・息苦しさと自律神経は関係する?

自律神経は、
心拍、
血圧、
発汗、
消化、
体温調節など
多くの身体機能に関係しています。

また、
ストレスや不安などによって
心拍や呼吸の感じ方が変化することがあります。

ただし、
めまいや息苦しさがあることだけで
「自律神経が乱れている」と診断することはできません。

病院で「異常なし」と言われた後でも、再度受診した方がよい場合

以前に検査を受けて大きな異常がないと言われていても、
症状が変化した場合には
もう一度評価が必要になることがあります。

このような症状では医療機関を優先してください
  • 突然の激しいめまいで立てない・歩けない
  • 片側の手足が動かしにくい・急にしびれた
  • ろれつが回らない、言葉が出にくい
  • 突然これまでにない強い頭痛が起きた
  • 強い胸痛・胸の圧迫感がある
  • 突然の強い呼吸困難がある
  • 失神した、または意識が遠のく
  • 強い動悸が続く
  • 唇が紫色になるなど明らかな呼吸状態の悪化がある
  • 以前とは明らかに違う症状が新しく出た

「前に異常なしだったから今回も自律神経だろう」
と自己判断しないこと
が重要です。

めまい・不眠・疲労感などでお悩みの方へ

自律神経のお悩みに対する当院の考え方や
施術については専門ページでも詳しくご紹介しています。


自律神経・不眠・めまい専門ページを見る →

経絡治療とは?東洋医学では身体をどうみる?

たかはし治療院では、
東洋医学の考え方に基づく
経絡治療を行っています。

東洋医学では、
身体の状態を考える際に
「気」「血」「経絡」「臓腑」などの概念を用います。

経絡治療では、
めまい・息苦しさといった症状だけから
使用するツボを決めるのではありません。

脈や腹部などを確認し、
その日の身体の状態を東洋医学的に整理したうえで
使用する経絡・経穴を選択します。

「気」は物理的なエネルギーではありません

以前の記事では、
経絡を
「身体のエネルギーが流れる通り道」
と説明していました。

これは東洋医学を分かりやすく説明する時に
使われる表現ですが、
現代医学で実在が確認されている
エネルギー管という意味ではありません。

気・血・経絡は、
伝統医学の体系の中で身体を捉えるために
使われてきた概念
として考えます。

経絡治療で血流や自然治癒力が高まる?

以前の記事では、
「気の流れを改善すると血流も良くなり、
酸素や栄養が届いて自然治癒力が高まる」
と説明していました。

しかし、
経絡治療によって全身の血流や自然治癒力が
一律に高まると断定することはできません。


鍼灸・経絡治療について詳しく見る →

めまい・疲労感など複数のお悩みがある場合には、症状だけでなく身体全体の状態を確認します(イメージ)

YNSA(山元式新頭鍼療法)とは?

YNSAは
Yamamoto New Scalp Acupunctureの略で、
山元敏勝医師によって考案された頭皮への鍼療法です。

1970年代から発展してきた方法で、
頭皮にある施術点へ鍼を行います。

当院では、
身体に現れている反応や症状などを確認しながら
使用する施術点を選択しています。

YNSAなど頭部への鍼施術のイメージ

身体の状態によっては頭部への鍼施術を組み合わせます(施術イメージ)

YNSAは誰が考案した治療法?

以前の記事には、
YNSAが「顎津という鍼灸師によって考案された」
という記載がありましたが、
これは誤りです。

YNSAは、
医師の山元敏勝先生によって考案された頭皮鍼です。

YNSAは脳に直接鍼をする治療ではありません

YNSAについて、
「頭皮から脳へ直接刺激を与える」
「脳の神経を直接調整する」
という説明を見かけることがあります。

しかし、
鍼を刺すのは頭皮であり、
鍼が脳へ直接届いて脳組織を治療するわけではありません。

また、
特定の頭皮の一点が
内耳や呼吸器を直接治療する
と断定できるものでもありません。

「めまいには側頭部、息苦しさには前頭部」と固定するものではありません

以前の記事では、
めまいには側頭部、
息苦しさには前頭部を刺激するとしていました。

しかし、
YNSAは症状名だけで
単純に一か所の施術点を決める方法ではありません。

当院では、
身体に現れている反応などを確認しながら
使用する施術点を選択します。

YNSAには科学的根拠がある?

YNSAを含む頭皮鍼については、
さまざまな研究や臨床報告があります。

ただし、
疾患・症状によって研究の量や質は異なり、
めまいや息苦しさに対する効果が
すべて確立しているとは言えません。

「科学的に証明されているから必ず効く」
という説明は適切ではありません。


YNSAについて詳しく見る →

経絡治療とYNSAは何が違う?

どちらも鍼を使用しますが、
施術の考え方は同じではありません。

経絡治療

東洋医学の経絡・臓腑などの考え方に基づき、
脈や腹部などを参考にしながら
使用する経絡・経穴を選択します。

YNSA

身体に現れている反応などを参考にして
頭皮の施術点を選択する鍼療法です。

「経絡治療は内臓に効く」
「YNSAは脳や神経に効く」
というように単純に分けるものではありません。

併用すれば効果が倍増する?

身体の状態に応じて、
経絡治療とYNSAを
同じ施術の中で組み合わせることはあります。

しかし、
二つを併用すれば相乗効果によって
必ず治療効果が高くなるという意味ではありません。

その日の症状や身体の状態に応じて
必要な方法を選択します。

たかはし治療院でめまい・息苦しさのご相談を受ける時に確認すること

当院では、
「病院で異常なしだったので自律神経ですね」
と最初から決めて施術することはありません。

まず症状について詳しく確認します。

施術前に確認すること
  • 症状はいつ頃から始まったか
  • どのようなめまい・ふらつきなのか
  • どのような時に症状が出るか
  • 耳鳴りや聴力の変化を伴うか
  • 頭痛を伴うか
  • 息苦しさは安静時か、動いた時か
  • 胸痛・動悸があるか
  • 失神したことがないか
  • 睡眠や疲労の状態
  • 医療機関で受けた検査・診断内容
  • 服用している薬

必要な医学的評価がまだ十分ではないと考えられる場合には、
鍼灸より先に医療機関への相談をおすすめします。

身体の状態に合わせて施術方法を選びます

鍼灸を行える状態であれば、
必要に応じて次のような施術を組み合わせます。

  • 東洋医学的な状態を確認して行う経絡治療
  • 身体への鍼灸
  • YNSA(山元式新頭鍼療法)
  • あん摩マッサージ指圧

症状が強いほど
強い刺激や多くの鍼が必要というものではありません。
身体の状態に応じて刺激量を調整します。

施術後は「めまいが消えたか」だけで判断しません

慢性的な症状では、
一回の施術直後だけでなく
その後の日常生活でどうだったかを見ることが大切です。

  • めまい・ふらつきの頻度が変化したか
  • 症状の強さが変化したか
  • 外出しやすくなったか
  • 歩く時の不安が変化したか
  • 息苦しさを感じる頻度が変化したか
  • 睡眠や疲労感が変化したか
  • 仕事・家事への影響が変化したか

施術直後に楽に感じたことと、
病気や身体機能そのものが回復したことは同じではありません。

他の人の「改善例」と同じ結果になるとは限りません

インターネット上では、
「数回でめまいが治った」
「経絡治療とYNSAで息苦しさがなくなった」
といった体験談を見かけることがあります。

しかし、
めまいや息苦しさの原因・症状の程度は
一人ひとり異なります。

一つの症例や体験談だけから、
自分にも同じ効果が得られると判断することはできません。

施術を行う場合には個別に経過を確認します。

病院で大きな異常がないと言われた後に日常生活でできること

症状が続いていると、
何か特別な健康法を始めなければと思うかもしれません。

まずは基本的な生活を確認してみましょう。

1.睡眠の状態を確認する

寝付き、
夜中の目覚め、
起床時間、
日中の眠気などを確認します。
睡眠の問題が長く続く場合には、
睡眠そのものについて医療機関へ相談する方法もあります。

2.カフェイン・アルコールを確認する

カフェインやアルコールによって
睡眠・動悸などへ影響が出る方もいます。
摂取量や時間帯を確認してみましょう。

3.無理のない範囲で身体を動かす

医師から運動制限を受けていなければ、
ウォーキングなど無理なく行える身体活動を
日常生活に取り入れる方法があります。

4.症状を簡単に記録する

めまいや息苦しさが起こった時間、
その時何をしていたか、
どのくらい続いたかなどを
簡単に記録しておくと、
医療機関で相談する時にも役立ちます。

ただし、
症状を一日中監視するような記録になって
かえって不安が強くなる場合には
無理に続ける必要はありません。

大磯・平塚でめまい・息苦しさの鍼灸をお探しの方へ

たかはし治療院は神奈川県大磯町にあり、
めまい・ふらつき・不眠・疲労感・首肩こりなどについて
大磯だけでなく平塚方面からご相談いただくこともあります。

医療機関で必要な検査を受け、
大きな異常はないと言われたものの、
体調不良が続いているという方もご相談ください。

病院と鍼灸を二者択一にするのではなく、
必要な医療を受けながら鍼灸を補完的に利用する

という考え方を大切にしています。

病院で「異常なし」と言われためまい・息苦しさと鍼灸|よくあるご質問

Q. 病院で異常なしなら、めまいは自律神経ですか?

必ずしもそうではありません。
めまいには耳、血圧、薬の影響、神経系など
さまざまな原因があります。
症状だけから自律神経が原因と判断することはできません。

Q. 息苦しいのに検査で異常なしと言われました。ストレスでしょうか?

不安や緊張、過換気などが息苦しさに関係する場合はあります。
ただし、心臓・肺・貧血などでも息苦しさは起こるため、
最初からストレスと決めつけないことが大切です。

Q. 経絡治療で病院では分からなかった原因が分かりますか?

経絡治療は、
病院の検査で分からなかった病気を診断する方法ではありません。
東洋医学の概念を用いて身体の状態を整理し、
施術する経絡や経穴を選択します。

Q. YNSAはめまいに効果がありますか?

身体の状態に応じて
めまいのお悩みにYNSAを使用することはあります。
ただし、
すべてのめまいに効果があると保証することはできません。
まず原因について必要な医学的評価を受けることが重要です。

Q. YNSAは脳へ直接作用するのですか?

鍼を行うのは頭皮であり、
脳に直接鍼を刺す治療ではありません。
頭皮への鍼によって
脳や神経を直接正常化すると断定することもできません。

Q. 経絡治療とYNSAはどちらがよいですか?

どちらが優れていると一律に決めることはできません。
身体の状態に応じてどちらかを使用したり、
必要に応じて組み合わせたりします。

Q. 病院で異常なしなら、もう受診しなくても大丈夫ですか?

症状が変化した場合には再評価が必要になることがあります。
突然の強いめまい、
麻痺、
言語障害、
胸痛、
強い呼吸困難などがある場合には、
以前の検査結果にかかわらず医療機関を優先してください。

Q. 鍼灸は何回くらい受ければいいですか?

症状の原因、
続いている期間、
医療機関での治療内容、
施術後の経過などによって異なります。
最初から一律の通院回数を決めるのではなく、
経過を確認しながら相談します。

まとめ|「異常なし」の後も、症状を自律神経だけで決めつけない

病院で検査を受けて
「大きな異常はありません」
と言われたことは重要な情報です。

一方で、
めまい・ふらつき・息苦しさなどの症状が
実際になくなったという意味ではありません。

また、
「病院では異常なしだったから自律神経」
「現代医学で分からないから気の流れが原因」
と決めつけることも適切ではありません。

症状の内容が変わった場合や、
神経症状・胸痛・強い呼吸困難などを伴う場合には
再度医療機関で確認することが重要です。

必要な医学的評価を受けたうえで、
慢性的な身体の不調に対して
鍼灸を補完的な選択肢として利用する方法があります。

経絡治療については、
東洋医学の伝統的な考え方に基づき、
脈や腹部などを確認しながら
身体の状態を整理して施術します。

YNSAについても、
脳を直接治療する、
めまいの原因を治す、
息苦しさを即効的に改善すると保証する施術ではありません。

たかはし治療院では、
症状の経過、
医療機関での診断内容、
身体の状態などを確認しながら、
必要に応じて
経絡治療・身体への鍼・YNSA・
あん摩マッサージ指圧などを組み合わせています。

検査では大きな異常がないのに、めまい・息苦しさなどが続いている方へ

「自律神経」という言葉だけで判断せず、
症状の出方、医療機関での診断内容、
睡眠や身体の状態などを確認しながら
その日の状態に合わせて施術を考えます。


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たかはし治療院
院長 高橋道明