コラム
CES療法とは?不安・睡眠・ストレスとの関係と安全性|大磯・平塚
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CES療法とは?
不安・睡眠・ストレスとの関係と安全性
「なかなか気持ちが休まらない」
「緊張が続いている」
「夜になっても頭が冴えて眠りにくい」
「ストレスが続き、心身ともに疲れている」
このようなお悩みを抱えている方は少なくありません。
たかはし治療院では、
鍼灸・YNSA・あん摩マッサージ指圧などに加えて、
身体の状態に応じて
CES(Cranial Electrotherapy Stimulation)
を使用することがあります。
CESは、
非常に弱い電流を用いる電気刺激法の一つです。
この記事では、
CESとはどのような方法なのか、
不安・睡眠・ストレスとの関係、
研究されている内容、
注意点について分かりやすくご紹介します。
CES療法とは?
CESは、
Cranial Electrotherapy Stimulation
の略です。
日本語では、
頭蓋電気刺激療法などと表現されることがあります。
専用の電極を耳などに装着し、
非常に弱い電流を身体へ流す
非侵襲的な電気刺激法です。
鍼のように皮膚へ刺入するものではなく、
電極を皮膚表面へ装着して使用します。
海外では、
不安や不眠などを対象として
CESに関する研究や臨床使用が行われています。

CESでは専用の機器と電極を使用し、非常に弱い電流で刺激を行います(機器イメージ)
CESはどのように行うの?
使用する機器によって方法は異なりますが、
当院で使用しているCESでは、
耳に専用の電極を装着して
微弱な電流刺激を行います。
刺激は非常に弱く、
ほとんど何も感じない方もいれば、
わずかな刺激感を感じる方もいます。
刺激を強くすれば
より効果が高くなるというものではありません。
その方が負担なく受けられる範囲で
刺激量を調整すること
が大切です。

CESは「自律神経を整える治療」?
CESについては、
「副交感神経を刺激する」
「自律神経を正常化する」
と説明されることがあります。
しかし、
CESを行えば自律神経が必ず整う、
と単純に説明することはできません。
CESが神経系へどのような影響を与えるのかについては
現在も研究されています。
当院では、
「自律神経を正常化させる機械」というより、
不安や睡眠などについて研究されている
微弱電流刺激法の一つ
として位置づけています。
CESではどのような効果が研究されている?
CESについては、
主に不安、
睡眠、
気分などとの関係について
研究が行われています。
研究の中には、
症状の軽減を示した報告もあります。
一方で、
研究数や研究の質、
対象となる人、
使用する機器などに違いがあるため、
誰にでも同じ効果が得られるとは限りません。
1.不安・緊張について
CESは、
不安症状を対象とした研究が比較的多い分野です。
CESを使用した群で、
不安症状の軽減がみられたとする研究報告があります。
ただし、
不安には一時的な緊張から
不安症などの疾患まで
さまざまな状態があります。
強い不安が長期間続いている場合には、
CESだけで対応するのではなく、
必要に応じて医療機関への相談も大切です。
2.睡眠について
CESは、
不眠や睡眠に関する研究も行われています。
「眠りやすく感じた」
「睡眠状態に変化がみられた」
とする研究報告もあります。
しかし、
不眠の原因には、
生活リズム、
ストレス、
睡眠時無呼吸症候群、
薬、
身体疾患など
さまざまなものがあります。
長く続く不眠では、
「自律神経の乱れ」だけで判断せず、
必要に応じて医療機関で原因を確認すること
も大切です。
3.うつ症状について
CESとうつ症状との関係についても
研究されています。
しかし、
「CESでうつ病を治療できる」
「CESで薬が不要になる」
と考えるものではありません。
うつ病などについて
医師から治療を受けている場合には、
その治療を継続することが基本です。
服用している薬を
自己判断で中止したり減量したりしないでください。

睡眠や不安にはさまざまな要因が関係するため、一つの方法だけで考えないことが大切です(イメージ)
たかはし治療院ではCESだけで身体をみません
当院では、
CESを単独で
「すべての不調を改善する治療」として
使用しているわけではありません。
まず、
どのようなお悩みがあるのかを確認します。
- 眠れないのか、途中で目が覚めるのか
- 不安や緊張がどの程度続いているか
- 頭痛やめまいなど他の症状があるか
- 首肩こりなど身体の緊張があるか
- 病院で診断を受けているか
- 服用している薬があるか
- 日常生活や仕事への影響
そのうえで身体の状態に応じて、
CES、
鍼灸、
YNSA、
経絡治療、
あん摩マッサージ指圧などから
必要な方法を組み合わせます。
CESを必ず行うわけではありません。

鍼灸やYNSAと組み合わせる場合
例えば、
不眠だけでなく
首肩こりや頭痛などがある方では、
身体の状態を確認して
鍼灸を組み合わせることがあります。
YNSAでは、
身体の反応を確認しながら
必要な頭皮のポイントへ鍼を行います。
経絡治療では、
脈診や腹診などを行い、
東洋医学的な身体の状態を
施術を考える材料にします。
CES・YNSA・経絡治療は
それぞれ考え方の異なる方法ですので、
その日の状態に応じて必要なものを選択します。
CESの安全性と注意点
CESは身体へ大きな電流を流す方法ではありませんが、
「微弱電流だから誰でも絶対に安全」
というわけではありません。
使用する機器には、
それぞれ使用上の注意や禁忌があります。
当院では、
CESを行う前に
現在の状態や既往歴などを確認します。
- ペースメーカーを使用している
- 植込み型または装着型除細動器を使用している
- 妊娠中・妊娠の可能性がある
- 治療中の病気がある
- 服用中の薬がある
- 電気刺激で体調を崩した経験がある
機器によって注意事項が異なるため、
実際の使用では
使用機器の取扱説明書や安全情報を優先します。
刺激中に違和感があった場合
CES機器の説明書では、
めまい、
皮膚刺激、
頭痛などが
有害事象として記載されているものがあります。
違和感や体調の変化があった場合には、
我慢して続ける必要はありません。
刺激を中止し、
状態を確認します。
CESは病院での治療の代わりではありません
不安や不眠、うつ症状などについて
医療機関で治療を受けている場合には、
その治療を継続してください。
CESを始めることを理由に、
処方薬を自己判断で中止したり
量を変更したりしないでください。
症状が強い場合や、
日常生活への影響が大きい場合には、
医師へ相談することが大切です。
当院では、
CESを必要な医療の代わりではなく、
身体の状態に応じて検討する
補完的な選択肢の一つ
として考えています。
CESについてよくある質問
Q. CESは脳に電気を流すのですか?
専用の電極を通して
非常に弱い電流刺激を行う方法です。
強い電気を脳へ直接流すような治療ではありません。
Q. CESをするとリラックスできますか?
リラックスしたように感じる方もいますが、
感じ方には個人差があります。
必ず同じ感覚が得られるとは限りません。
Q. CESで不安は治りますか?
不安症状を対象とした研究はありますが、
CESだけで不安症などを治療できると
お約束するものではありません。
症状が強い場合には医療機関での診療も大切です。
Q. CESで眠れるようになりますか?
睡眠についても研究されていますが、
不眠にはさまざまな原因があります。
CESだけで改善すると一律には言えません。
Q. CESでうつ病を治せますか?
うつ症状との関係について研究はありますが、
医療機関で行われるうつ病治療の代わりにはなりません。
治療中の方は主治医の治療を継続してください。
Q. 鍼灸と一緒に受けられますか?
身体の状態によって、
鍼灸・YNSA・あん摩マッサージ指圧などと
組み合わせる場合があります。
すべての方にCESを使用するわけではありません。
Q. 病院の薬はやめてもいいですか?
いいえ。
CESを受けるために
処方薬を自己判断で中止・変更しないでください。
薬については主治医や薬剤師へご相談ください。
まとめ|CESは一つの選択肢として考える
CESは、
非常に弱い電流を用いる
非侵襲的な電気刺激法です。
不安や睡眠などとの関係について
研究が行われており、
有用性を示した報告もあります。
一方で、
誰にでも同じ効果が得られるわけではなく、
「自律神経を正常化する」
「不眠やうつを必ず改善する」
というものでもありません。
たかはし治療院では、
現在のお悩みや身体の状態を確認しながら、
必要に応じてCESを使用します。
医療機関での治療が必要な症状については、
適切な診療を継続しながら
補完的な選択肢として考えていきます。
たかはし治療院
院長 高橋道明




