検査では異常なし。でも毎日つらい——それ、自律神経のサインかもしれません|大磯・平塚で鍼灸・YNSA・マッサージをお探しの方へ

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コラム

病院で「異常なし」なのにつらい|不眠・めまい・動悸と自律神経、鍼灸でできること|大磯・平塚

「異常はありません」と言われたのに、つらさが続いている方へ

「血液検査では特に問題ありません」
「CTやMRIでは大きな異常は見つかりません」
「しばらく様子をみましょう」

病院でそう言われて、
大きな病気が見つからなかったことに安心する一方、
「でも、このつらさは何なのだろう?」
と感じたことはありませんか?

  • 朝から身体が重い
  • 寝ても疲労感が抜けにくい
  • めまい・ふらつきがある
  • 動悸や息苦しさを感じる
  • 胃腸の調子が安定しない
  • 頭がぼんやりする
  • 頭痛や首肩こりが続いている
  • なかなか眠れない
  • 不安感やイライラが強くなる

検査結果に大きな異常がなくても、
本人が感じている症状そのものが
「存在しない」ということにはなりません。

一方で、
こうした症状をすべて
「自律神経の乱れ」と決めつけることもできません。

この記事では、
「病院で異常なしと言われたのに症状が続く」
という時にどのように考えればよいのか、
自律神経とは何なのか、
そして鍼灸・経絡治療・YNSAでできること

についてご紹介します。

この記事で分かること

なぜ「異常なし」と言われても症状が残ることがあるのでしょうか?

血液検査、
X線、
CT、
MRI、
心電図など、
病院で行われる検査は非常に重要です。

症状に応じて、
炎症、貧血、感染症、
心臓・肺・脳・耳などの病気、
臓器や組織の異常などを調べるために行われます。

ただし、
一つの検査ですべての病気や症状の原因が
分かるわけではありません。

また、
検査を受けた時点では異常が確認されなくても、
その後症状が変化したり、
別の診療科での評価が必要になったりする場合もあります。

そのため、
「異常なし」という言葉は
「今受けた検査では明らかな異常が確認されなかった」
と理解するのがよいでしょう。


「異常なし=もう病院へ行かなくてよい」ではありません

症状が長く続く、
強くなる、
以前とは違う症状が出るなどの場合には、
再度医師へ相談することも大切です。
必要に応じて別の診療科や追加検査が検討されることもあります。

そもそも自律神経とは何をしている神経?

自律神経は、
私たちが意識して指示を出さなくても働いている
身体機能の調節に関わる神経系です。

  • 心拍数
  • 血圧
  • 発汗
  • 消化管の働き
  • 瞳孔の調節
  • 体温調節に関係する反応

自律神経には主に
交感神経と
副交感神経があります。

交感神経は活動時や緊張時などに、
副交感神経は休息や消化などに
重要な役割を果たします。

よく「アクセルとブレーキ」に例えられますが、
交感神経が悪く、副交感神経が良いという意味ではありません。
どちらも身体に必要な神経です。

不眠や疲労など複数の症状について身体の状態を確認する施術イメージ

一つの症状だけでなく、睡眠・疲労・首肩の状態なども含めて確認します(施術イメージ)

「自律神経の乱れ」と言われることの多い症状

自律神経に関係すると説明される症状は、
非常に多岐にわたります。

  • 不眠・眠りが浅い
  • 疲労感・倦怠感
  • めまい・ふらつき
  • 動悸
  • 発汗の変化
  • 胃の不快感
  • 下痢・便秘などの胃腸症状
  • 頭痛
  • 不安感

ただし、
これらは「自律神経の乱れ」にだけ現れる症状ではありません。

例えば、
めまいには耳の病気や神経系の病気、
頭痛には片頭痛など、
動悸には不整脈や甲状腺など、
疲労には貧血やさまざまな病気が関係する場合があります。

複数の症状があるからといって、
それだけで自律神経の問題と診断することはできません。

「自律神経失調症」という言葉について

「自律神経失調症」という言葉は
日常的によく使われています。

しかし実際には、
症状の背景や診断は一人ひとり異なります。

そのため当院では、
「自律神経の乱れ」という言葉だけで原因を決めるのではなく、
現在どのような症状で困っているのか

を一つずつ確認することを大切にしています。

ストレス・睡眠不足・生活リズムは自律神経と関係する?

精神的なストレスが続いた時に、
眠れなくなったり、
心拍が速くなったり、
胃腸の状態が変化したりすることがあります。

また、
睡眠不足や疲労が重なることで
体調が悪く感じられる場合もあります。

ただし、
「ストレスがある=自律神経が壊れている」
という意味ではありません。

スマートフォンや情報量の多さについて

現代では、
仕事が終わってからも
スマートフォンやSNS、動画などへ
長時間触れている方が少なくありません。

スマートフォンそのものが
自律神経失調の原因と断定することはできませんが、
夜遅くまで使用することで
睡眠時間や休息時間が少なくなっていないかは
確認してみてもよいでしょう。

大切なのは
「デジタルをすべてやめる」ことではなく、
休息・睡眠とのバランスを考えることです。

気温差・気圧と体調

天候や気圧の変化に伴って
頭痛やめまいなどの症状が変化すると感じる方もいます。

ただし、
気圧だけを原因として
「自律神経が乱れた」と判断することはできません。

症状が繰り返す場合には、
いつ・どのような状況で症状が出るのかを
記録しておくと参考になります。

「放っておくと自律神経がどんどん悪化する」?

以前の記事では、
症状を放置するほど自律神経の乱れが強くなり、
回復に時間がかかると説明していました。

しかし、
すべての症状がそのような経過をたどるわけではありません。

自然に軽くなる症状もあれば、
原因となる病気の治療が必要な場合もあります。

大切なのは
「我慢すると自律神経が壊れる」と不安になることではなく、
症状が続く時には適切な場所へ相談すること
です。

「以前の検査は異常なし」でも、もう一度受診した方がよい症状

一度検査を受けて異常がなかったとしても、
その後に症状が変化した場合には
再評価が必要になることがあります。

医療機関での確認を優先したい症状
  • 突然これまでにない激しい頭痛が起きた
  • 片側の手足の麻痺・筋力低下が出た
  • ろれつが回らない
  • 意識がおかしい、失神した
  • 胸痛を伴う動悸や強い息苦しさがある
  • 強いめまいで立てない・歩けない
  • 突然聞こえにくくなった
  • 高熱や強い嘔吐を伴う
  • 症状が急激に悪化している

このような場合には、
「以前の検査は異常なしだったから大丈夫」
と判断せず、医療機関へ相談してください。

病院で大きな異常が見つからない症状に、鍼灸ではどう向き合う?

鍼灸院では、
病院の検査の代わりをすることはできません。

また、
鍼灸師が
「病院で分からなかった本当の病気を見つける」
というものでもありません。

たかはし治療院では、
医療機関での診断や検査内容を確認しながら、
今ある症状と身体の状態を丁寧にみること
を大切にしています。

施術前に確認する主な内容
  • どの症状が一番つらいか
  • いつから症状があるか
  • 一日の中での変化
  • 睡眠の状態
  • 頭痛・めまい・動悸などの有無
  • 首肩こりなど身体の緊張
  • 胃腸症状
  • 医療機関での診断・検査内容
  • 現在服用している薬

脈診・腹診は何をみているの?

たかはし治療院では、
東洋医学に基づく経絡治療を行う際に、
脈や腹部などの状態を確認することがあります。

脈診では、
脈の強さ・深さ・太さ・速さなどを
東洋医学的に確認します。

腹診では、
腹部の状態などを
施術方針を考える材料の一つとして用います。

ただし、
脈診や腹診で自律神経の状態を直接測定したり、
内臓の病気を診断したりするものではありません。

鍼灸施術で身体全体の状態を確認する様子

症状だけでなく身体全体の状態を確認しながら施術を組み立てます(施術イメージ)

経絡治療・YNSAをどのように取り入れる?

経絡治療

経絡治療では、
「経絡」「気」「血」など
伝統的な東洋医学の概念を用いて
身体の状態を捉えます。

ここでいう経絡や気血は、
現代医学の神経・血管・血液そのものを
意味するものではありません。

東洋医学独自の身体観に基づき、
脈や腹部などを参考にしながら
使用する経穴を選択します。

YNSA(山元式新頭鍼療法)

YNSAは
Yamamoto New Scalp Acupunctureの略で、
山元敏勝医師によって考案された
頭皮への鍼療法です。

身体の反応を確認しながら、
頭部の施術点を選択して鍼を行います。

めまい、頭痛、首肩こりなど
複数のお悩みがある方に
身体の状態に応じて使用することがあります。

ただし、
YNSAによって自律神経が必ず正常化する、
不眠・めまい・動悸などが必ず改善すると
お伝えするものではありません。

YNSA山元式新頭鍼療法による頭皮への鍼施術

YNSAでは身体の反応を確認しながら、頭皮の必要なポイントへ鍼を行います(施術イメージ)

施術後は「自律神経が整ったか」ではなく、症状の変化を確認します

鍼灸を行った後に
「身体が軽く感じる」
「首肩が楽に感じる」
「少しリラックスした」
という方もいます。

しかし、
その感覚だけで
「自律神経が正常になった」
とは判断できません。

当院では、
実際の日常生活の中で
症状がどのように変化しているか

を確認していきます。

経過を見るポイントの一例
  • 眠りにつくまでの時間
  • 夜中に目が覚める回数
  • めまい・ふらつきが起こる頻度
  • 頭痛の日数
  • 首肩こりの程度
  • 疲労感
  • 胃腸症状
  • 仕事・家事・外出への影響

自律神経・YNSA・経絡治療について詳しく知りたい方へ


自律神経・不眠・めまいの専門ページ →


YNSAについて詳しく見る →


鍼灸・経絡治療について詳しく見る →

こんな時には鍼灸も選択肢の一つです

必要な医療機関で診察を受けたうえで、
症状が続いている方が
補完的な方法として鍼灸を検討することがあります。

  • 検査では大きな異常がなかったが症状が続いている
  • 不眠・疲労・首肩こりなど複数のお悩みがある
  • 医療機関の治療と併用できる方法を探している
  • 現在の身体の状態を確認しながら施術を受けたい
  • YNSAや経絡治療について相談したい

鍼灸は病院での診断や治療を置き換えるものではありません。
必要な医療を受けながら利用する補完的な選択肢としてお考えください。

「異常なし」・自律神経・鍼灸についてよくあるご質問

Q. 病院で異常なしなら、自律神経の乱れですか?

必ずしもそうではありません。
受けた検査で明らかな異常が確認されなかったということであり、
症状の原因がすべて自律神経だと判断することはできません。
症状が続く場合には必要に応じて医師へ再相談してください。

Q. 自律神経が乱れると複数の症状が出ますか?

自律神経は身体のさまざまな機能に関係していますが、
複数の症状があることだけで
自律神経の問題と診断することはできません。
それぞれの症状について原因を確認することが大切です。

Q. 鍼灸で自律神経を整えることができますか?

鍼灸と自律神経に関する研究はありますが、
鍼灸によって交感神経・副交感神経を
必ず正常化できるとは断定できません。
当院では現在の症状に対する
補完的な施術として鍼灸を行っています。

Q. 脈診で自律神経が乱れているか分かりますか?

脈診は東洋医学的な身体の状態を確認する方法です。
脈診だけで交感神経・副交感神経を
直接測定することはできません。
経絡治療の施術方針を考える材料の一つとして使用します。

Q. 薬を飲みながら鍼灸を受けられますか?

医療機関で治療中の方もご相談いただけます。
現在服用している薬や診断内容を施術前にお知らせください。
鍼灸を受けるために処方薬を
自己判断で減量・中止しないようにしてください。

Q. 何回くらいで改善しますか?

症状の種類、
発症からの期間、
医療機関での診断、
生活状況などによって異なります。
一律に「○回で改善する」とお伝えすることはできません。
施術後と日常生活での経過を確認しながらご相談します。

まとめ|「異常なし」と「症状がない」は同じではありません

病院で検査を受けて
大きな異常が確認されなかったことは、
安心材料の一つです。

しかし、
検査で異常が確認されなかったことと、
本人が感じている症状が存在しないことは別です。

一方で、
不眠、頭痛、めまい、
動悸、疲労、胃腸症状などを
すべて「自律神経の乱れ」と決めつけることもできません。

症状が続く場合には、
必要に応じて医療機関で再評価を受けることも重要です。

そのうえで、
医療機関での治療と並行して
鍼灸を補完的に利用する方法もあります。

たかはし治療院では、
「自律神経」という言葉だけを見るのではなく、
現在もっとも困っている症状、
睡眠、疲労、首肩の状態などを確認しながら、
経絡治療・YNSA・鍼灸・あん摩マッサージ指圧などを
身体の状態に合わせて組み合わせています。

検査では大きな異常がないのに、つらさが続いている方へ

医療機関での診断や検査内容、
現在の症状や服用している薬なども確認しながら、
身体の状態に合わせて施術をご相談します。


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院長 高橋道明