休めていない体”の正体|大磯・平塚で鍼灸・YNSA・マッサージをお探しの方へ

TEL:0463-61-8122

診療時間9:00~23:00 日曜・祝日休み

ネット予約をする
友だち追加

お問い合わせする >

コラム

寝ても疲れが取れない・朝からだるい原因は?睡眠と自律神経・鍼灸|大磯・平塚

「6~7時間は寝ているのに、朝から身体が重い」
「目は覚めても、なかなか身体が動き出さない」
「以前は寝れば回復していたのに、最近は疲れが残る」
「休日に長く寝ても、すっきりしない」

このような
「寝ているのに疲れが取れない」
というご相談は珍しくありません。

睡眠時間を確保していても、
朝に十分休んだ感じがしない状態は、
「非回復感のある睡眠」などと表現されることがあります。

ただし、
その原因をすべて
「自律神経の乱れ」
「身体が緊張しているから」
と決めることはできません。

睡眠時間や生活リズムだけでなく、
睡眠時無呼吸、
薬の影響、
貧血、
甲状腺などの病気、
慢性的な痛み、
精神的な負担など、
さまざまな要素が関係することがあります。

この記事では、
寝ても疲れが取れない原因、
睡眠と自律神経との関係、
日常生活で見直したいポイント、
そして鍼灸でできること

について詳しく解説します。

この記事で分かること

寝ても疲れが取れないのはなぜ?

「7時間寝れば疲れが取れる」
「8時間寝れば健康」
というように、
睡眠を時間だけで判断することはできません。

必要な睡眠時間には個人差があります。

また、
十分な時間ベッドに入っていても、
睡眠が途中で何度も中断されていたり、
睡眠中の呼吸に問題があったりすると、
朝に十分休めた感覚が得られないことがあります。

大切なのは、
「何時間寝たか」だけでなく、
翌日に眠気や疲労がどの程度残っているか

も確認することです。

睡眠や疲労について症状や生活状況を確認するカウンセリング

「疲れる」という症状だけでなく、睡眠時間・生活リズム・服薬・日常生活への影響なども確認します

睡眠時間だけでは分からない「睡眠の状態」

睡眠には、
ノンレム睡眠とレム睡眠があり、
一晩の中で周期的に変化しています。

以前の記事では、
「深い睡眠中に身体が回復するため、
深い睡眠が少ないと疲れが残る」
と説明していました。

深いノンレム睡眠は睡眠の重要な要素ですが、
疲労回復を深い睡眠だけで説明することはできません。

睡眠全体の量や連続性、
体内時計、
睡眠中の呼吸、
病気や薬など、
さまざまな要素が翌日の体調に関係します。

自分では「ぐっすり寝ている」と思っていても…

睡眠中の状態は、
本人には分からないことがあります。

例えば睡眠時無呼吸では、
本人が夜中に何度も目覚めた記憶がなくても、
睡眠が十分に保たれていない場合があります。

このようなことはありませんか?
  • 大きないびきを指摘される
  • 睡眠中に呼吸が止まっていると言われたことがある
  • 朝起きると口が乾いている
  • 朝に頭痛がある
  • 日中に強い眠気がある
  • 会議中やテレビを見ている時などに眠ってしまう

こうした症状がある場合には、
睡眠時無呼吸などについて
医療機関へ相談することも大切です。

睡眠と自律神経は関係する?

自律神経は、
心拍、血圧、発汗、消化など
身体のさまざまな機能を調節しています。

また、
睡眠と覚醒に伴って
自律神経の活動も変化します。

そのため、
睡眠と自律神経には関係がありますが、
「夜は交感神経を完全にOFFにして、
副交感神経だけで眠る」
という仕組みではありません。

交感神経=活動、副交感神経=回復というだけではありません

交感神経と副交感神経は、
どちらも私たちが生きるために必要な神経です。

睡眠中にも自律神経は働き続けています。

「交感神経を下げれば疲れが取れる」
「副交感神経を高めれば睡眠が深くなる」
と一律に考えることはできません。

緊張やストレスで眠りにくくなることはあります

仕事や家庭のことを考え続けている、
強い不安がある、
夜になっても頭が冴えているなど、
心理的な緊張が睡眠へ影響することはあります。

歯を食いしばっている、
首肩に力が入りやすいなどの症状を
一緒に感じている方もいます。

ただし、
それだけで
「自律神経が乱れている」
と診断できるわけではありません。

寝ても疲れが取れない時に考えたいこと

朝のだるさや慢性的な疲れには、
さまざまな背景があります。

考えられる主な背景
  • 実際の睡眠時間が足りていない
  • 就寝・起床時間が不規則
  • 睡眠時無呼吸など睡眠中の問題
  • 慢性的な痛みや身体的不快感
  • 夜間の飲酒
  • カフェインの影響
  • 服用している薬の影響
  • 強いストレスや精神的な負担
  • 貧血など身体疾患
  • 甲状腺などの病気
  • 感染症などの体調変化

そのため、
「寝ても疲れる=自律神経」
と決めつけないこと
が重要です。

首肩こりや身体の緊張を伴っている方もいます

寝ても疲れが取れないという方の中には、
首肩こり、
背中の張り、
噛みしめなども
一緒に訴える方がいます。

こうした身体症状があると、
寝る姿勢がつらかったり、
夜中に痛みで目覚めたりする場合もあります。

ただし、
首肩の筋肉が硬いから
自律神経が乱れて疲れが取れない、
という因果関係に単純化することはできません。

疲労や身体の不調に対して身体全体の状態を確認する施術

疲労感だけでなく、首肩の状態や睡眠なども含めて身体全体を確認します(施術イメージ)

脈やお腹をみれば「自律神経の乱れ」が分かる?

当院では、
経絡治療を行う際に
脈診や腹診など東洋医学の診察方法を使用します。

脈の状態や腹部の反応などを確認し、
東洋医学的にその日の身体の状態を整理します。

ただし、
脈が強い・弱い、
お腹が硬いといった所見だけから、
現代医学的な意味で
「自律神経が乱れている」と診断するものではありません。

東洋医学独自の評価方法として、
問診や身体の状態などと合わせて
施術を組み立てる際に使用しています。

「疲れているだけ」と考えず医療機関へ相談した方がよい場合

忙しい時期などに一時的に疲れることは珍しくありません。

しかし、
疲労が長期間続いている場合には
原因を確認した方がよいことがあります。

  • 十分眠っているのに強い疲労が何週間も続く
  • 日中の眠気が強く、仕事や運転に影響する
  • 大きないびきや睡眠中の無呼吸を指摘されている
  • 息苦しさ・胸の痛みなどがある
  • 動悸が強く続いている
  • 原因の分からない発熱が続く
  • 原因の分からない体重減少がある
  • 立ちくらみなどが強く日常生活に影響する
  • 以前と比べて明らかに体調が変化している

検査で異常がない場合でも、
症状が変化したり悪化したりした時には
再度医療機関へ相談することが大切です。

寝ても疲れが取れない時に見直したい生活習慣

「自律神経をリセットする」
特別な方法を探すより、
まず毎日の睡眠習慣を確認してみましょう。

1.起床時間をなるべく一定にする

睡眠リズムを整えるうえでは、
寝る時間だけでなく
朝起きる時間も大切です。

休日だからといって
毎週大幅に起床時間が変わっている場合には、
できる範囲で差を小さくしてみましょう。

2.朝に明るい光を取り入れる

朝の光は、
身体の体内時計を調整する重要な手掛かりになります。

起床したらカーテンを開けるなど、
朝と夜のメリハリを作っていきましょう。

3.寝る前の過ごし方を見直す

就寝直前まで仕事をする、
スマートフォンや動画を長時間見るなどによって、
結果的に寝る時間が遅くなる方もいます。

寝る直前は、
少しずつ活動を減らして
睡眠へ移行しやすい環境を作ってみましょう。

4.カフェインを摂る時間を確認する

コーヒー、お茶、
エナジードリンクなどのカフェインによって、
眠りにくくなる方もいます。

不眠や眠りの浅さが気になる場合には、
午後から夜にかけての摂取量や時間を
見直してみましょう。

5.寝酒に注意する

アルコールを飲むと
寝付きやすく感じる場合があります。

しかし、
睡眠の途中で目覚めやすくなるなど、
睡眠に影響することがあります。

「眠るために毎晩お酒を飲む」
という習慣になっている場合には
見直してみることも大切です。

6.適度な身体活動

ウォーキングなど、
自分の体力に合った身体活動は
健康維持や睡眠にも役立ちます。

ただし、
疲れているからといって
無理に激しい運動をする必要はありません。

7.自分が落ち着ける時間をつくる

入浴、
音楽、
読書、
ゆっくりした呼吸など、
自分が落ち着ける習慣を取り入れることもできます。

ただし、
深呼吸や入浴をすれば
交感神経が下がって自律神経が正常になる、
という意味ではありません。

寝る前に気持ちを切り替える方法として利用しましょう。

寝ても疲れが取れない方に鍼灸でできること

疲労感、
眠りの浅さ、
首肩こりなどをきっかけに
鍼灸を希望される方もいます。

鍼刺激と神経系・自律神経系の反応、
睡眠などとの関係については研究されています。

一方で、
鍼灸を受ければ
交感神経から副交感神経へ切り替わり、
身体が「回復モード」になると
一律に説明することはできません。

当院では、
睡眠や疲労だけでなく、
首肩の状態など現在困っている症状を確認しながら、
鍼灸を施術方法の一つとして取り入れています。

施術中に「身体が楽になった」と感じる方もいます

鍼灸やあん摩マッサージ指圧の施術後に、
「肩の力が抜けた感じがする」
「身体が軽く感じる」
「その日は眠りやすかった」
と感じる方もいます。

こうした患者さん自身の感覚は、
その後の経過を確認する大切な材料になります。

ただし、
施術直後にリラックスしたことと、
慢性的な疲労の原因そのものが解決したことは別です。

翌日以降の状態も確認します。

たかはし治療院では「疲労=自律神経」と決めつけません

「寝ても疲れが取れない」
という症状だけで、
すぐに自律神経の問題と判断することはありません。

まず現在の状態について詳しくお伺いします。

初回に確認する主な内容
  • いつ頃から疲れが取れなくなったか
  • 睡眠時間
  • 寝付きや夜中の目覚め
  • 朝の状態
  • 日中の眠気
  • いびき・睡眠時無呼吸を指摘されたことがあるか
  • 頭痛・めまいなどその他の症状
  • 首肩こり・腰痛など身体の痛み
  • 医療機関での診断・検査内容
  • 服用している薬
  • 仕事や生活環境

そのうえで、
必要に応じて
経絡治療、身体への鍼、
YNSA、あん摩マッサージ指圧などを
組み合わせます。

経絡治療

経絡治療では、
東洋医学の考え方に基づき
脈や腹部などを確認します。

東洋医学では
「経絡」「気」「血」などの概念を用いて、
身体全体の状態を考えてきました。

これらは、
現代医学の神経や血管を
そのまま表すものではありません。

東洋医学的に身体の状態を整理するための
独自の考え方
として使用しています。


鍼灸・経絡治療について詳しく見る →

YNSA(山元式新頭鍼療法)

身体の状態に応じて、
YNSAを組み合わせることがあります。

YNSAは、
山元敏勝医師によって考案された
頭皮への鍼療法です。

「脳を直接治療して自律神経を正常化する」
という位置づけではなく、

身体の状態や反応を確認しながら使用する
鍼灸施術の一つとして取り入れています。

その日の身体の状態を確認しながら、必要に応じて鍼灸などを組み合わせます(施術イメージ)


YNSAについて詳しく見る →

不眠・疲労感・めまいなどでお悩みの方へ

睡眠や自律神経のお悩みに対する当院の考え方は、
専門ページでも詳しくご紹介しています。


自律神経・不眠・めまい専門ページを見る →

寝ても疲れが取れない時によくあるご質問

Q. 7時間寝ているのに疲れるのは自律神経ですか?

睡眠と自律神経には関係がありますが、
睡眠時間だけで原因を判断することはできません。
睡眠の中断、睡眠時無呼吸、
病気、薬などが関係する場合もあります。

Q. 朝から身体が重いのは睡眠の質が悪いからですか?

睡眠が関係している場合はありますが、
それだけとは限りません。
長期間続く場合や、
他の症状を伴う場合には
医療機関で原因を確認することも大切です。

Q. 身体が硬いと深く眠れないのですか?

身体の痛みや不快感が睡眠を妨げることはあります。
しかし、
首肩や背中が硬いことだけで
睡眠の質が決まるわけではありません。

Q. 深呼吸をすれば副交感神経が働いて眠れますか?

ゆっくり呼吸することで
リラックスしやすいと感じる方はいます。
ただし、
深呼吸だけで自律神経を正常化したり
不眠を治したりできるとは限りません。

Q. 鍼灸を受ければぐっすり眠れますか?

鍼灸後に
「その日は眠りやすかった」
と感じる方もいますが、
すべての方に同じ変化が起こるわけではありません。
不眠や疲労の原因によっては
医療機関での治療が必要です。

Q. 何回くらい鍼灸を受ければ疲れが取れますか?

症状の原因や期間、
身体の状態、
施術後の経過によって異なります。
一律に「何回で改善する」と決めず、
経過を確認しながら相談します。

Q. 病院で異常なしと言われた場合でも相談できますか?

はい。
検査内容や現在の症状を確認し、
状態に応じて鍼灸を行うことがあります。
ただし症状が変化・悪化した場合には、
再度医療機関での評価が必要になることもあります。

まとめ|「寝ても疲れが取れない」を自律神経だけで考えない

十分寝ているつもりなのに、
朝から身体が重い、
疲れが抜けないという方はいます。

睡眠と自律神経の活動には関係がありますが、
「身体が休めていない=自律神経が乱れている」
という一つの原因だけで説明することはできません。

睡眠時間、
睡眠中の呼吸、
生活リズム、
カフェインや飲酒、
薬、
身体の病気なども含めて考えることが大切です。

特に、
強い日中の眠気やいびき・無呼吸などがある場合、
長期間疲労が続く場合には、
医療機関で一度相談しましょう。

鍼灸についても、
自律神経をリセットしたり、
身体を強制的に「回復モード」へ切り替えたりする
施術ではありません。

たかはし治療院では、
睡眠だけを見るのではなく、
疲労感、首肩こりなどの身体症状、
医療機関での診断内容などを確認しながら、
経絡治療・YNSA・身体への鍼・
あん摩マッサージ指圧などを
その日の状態に合わせて組み合わせています。

寝ても疲れが取れない・眠りが浅いことでお悩みの方へ

睡眠時間だけでなく、
疲労感、首肩の状態、生活への影響、
医療機関での診断内容などを確認しながら、
その日の身体に合わせて施術を行います。


オンライン予約はこちら


LINEからお問い合わせ

たかはし治療院
院長 高橋道明