コラム
ぎっくり腰 その原因と対策 治療について
鍼灸・施術
【ぎっくり腰の原因と対策 治療法について】
1 ぎっくり腰とは
腰痛は国民病とも言われるぐらい、日本では実に7割以上の方が経験していると言われています😳
その中でも急激に痛みがおきる、急性腰痛というのは通称「ぎっくり腰」といわれています🍀
「ぎっくり腰」あなたは経験ありますか?
・ちょっとしたときに「ピリッ」っと電気が走り強烈な痛みで立てなくなった
・重いものをもったら「ガクッ」っときて痛みで立てなくなった
・最初は違和感だったけど朝起きたら激痛で立てなくなっていた
など、急性腰痛である「ぎっくり腰」の痛みにはいろいろ症状があります🧐
ただ、ほとんどの場合がいつもの動作、日常的な動作で起こっています🍀
特別、無理したわけでもなく、持てないような重いものをもったわけでもないんですね
しかし、痛みは「魔女の一撃」といわれるように、突然激痛が走ります😱
これらの原因はなんでしょうか❓
私も、腰が丈夫な方ではないので、年に1回ぐらい「ぎっくり腰」をやってしまいます😱
仕事もあるので、寝ているわけにもいきません。鍼治療をして、痛み止めも飲んで、コルセットを巻いてなんとか凌いでいます。痛みも3日間ぐらいで半分以下になりますが、以前は1日で半分3日で完治といった感じでした。年々治療期間が長引いているような気がします💦
2 ぎっくり腰の原因
「いつもと同じ動作なのに、痛める時と痛めない時がある」ということは、動作よりも自分自身に問題がありそうですよね🍀
⚫️ 西洋医学的な原因には
・筋肉の疲労:使いすぎで筋肉が疲れていた
・骨格のずれ:腰椎や骨盤が負荷のかかりやすいように変形していた。あるいは、負荷がかかって変形した。
などが、挙げられます。
ぎっくり腰の原因
引用 日本整形外科学会https://www.joa.or.jp/index.html
もちろん、それも一つの原因として考えることができると思いますが
⚫️ 東洋医学的には、それらを含めてなぜそのようになってしまったのかを考えます😊
普段と同じ動作で「ぎっくり腰」がおこることから【そのときは何かが違っていた】のですよね😳
なにが違っていたのでしょうか❓
- 身体自体が少し弱っていて
- そこに何かの原因があって
- 腰に負荷がかかる動作をした
これらの3つのことが重なって「ぎっくり腰」を引き起こしています。
これは、10人いたら10通りの原因が考えられます🍀
例えば・・・・・
- ここ最近お酒の量が増えてきた気がする
- その日は寒い朝だった
- 落ちているゴミを拾おうとしたら「ピリッ」と痛みが走った
などのようなケースはよくあります😆
この場合について考えていきましょう🍀
- すこしづつ、体の機能が落ちていきているんですね。内蔵機能が衰えてくると身体の抵抗値も、免疫力も落ちてきます。これを東洋医学では「精気の虚損」といいます。「精気の虚損」がなければ、同じことをしても痛めることもないし、病気になることもありません🤗 新型コロナウィルスのときもありましたよね。同じ場所にいても感染する人としない人。これは「精気の虚損」があったかなかったかによるんですね。
- その状態のときに、強い寒さが影響してきます。体の内部が冷えてしまうんですね🥶 寒いと筋肉は収縮し、血管も収縮します。そうすると、血流も悪くなり筋肉、細胞に与える栄養素が行きわたらなくなり組織の機能低下を起こします。
- 機能低下を起こしているのに、動かそうとするので「やめてくれ!」と組織が悲鳴をあげるのです😱 痛みというのは身体にとって「これ以上うごかさないで!」といった危険信号です。その信号が「ぎっくり腰」となって現れるんですね。動作より「ぎっくり腰」を起こすまでの過程に問題があるんです。
なんとなく、ここまでご理解できましでしょうか?
では、これらを予防するためにはどうしたらいいのでしょうか?
3 ぎっくり腰を予防するには
⚫️ 自身の生活を見直す。
・暴飲暴食をしていないか?
・コンビニ食ばかりを食べていないか?
・睡眠はとれいているか?
・水分(お水)を摂っているか?
など、身体の機能が低下するようかことを、繰り返しおこなうことはやめておきましょう。一度ぐらいなら次の日に改めれば大丈夫ですが、毎日同じような生活を繰り返していると「精気の虚損」は大きく加速していきますので注意が必要ですね。
⚪︎ ご自身の身体が弱っていると、原因となるものは様々です。
・寒さや暑さなど環境によるもの
・イライラや落ち込みなど、感情によるもの
・働きすぎや遊びすぎなど、肉体的なもの
など、これらが影響してきます。これらの原因は防ぐことは難しいですよね。なので、しっかりとした準備をしていくといいでしょう。
例えば
・暖かい服を着る 寝る時冷やさないように
・汗をかくのでいつもより多く水分を摂る
・ストレス発散方法をもっておく
・身体、心の休まる日を意識してつくる
など、準備をしておきましょう。
⚫️ 正しい姿勢 動作を覚える
私のぎっくり腰をやってしまったときですが、足元のゴミを拾おうとした時なんですよね。もちろん、それまでに「寝不足や飲み会」などが続いて「精気の虚損に内臓の冷え」も加わっていましたが、何気ない動作でちょっと手先で拾おうとしたんですよね😆 横着をしないで、ゴミのそばに近づいて膝を曲げて腰を落として拾えばたぶん大丈夫だったかと思います。元気な時なら大丈夫なのですが、身体が弱っている時にこのように動作を横着すると「ぎっくり腰」になります。正しい立ち方、歩き方、力の入れ方を学ぶことは大切なことですね😊
4 ぎっくり腰になってしまったら
以上の1〜3をきっちり守っていただければ「ぎっくり腰」になることはないかと思います。しかし、そこは人間というもの。なかなかパーフェクトにはいきませんよね😅 もし、ぎっくり腰になってしまったらどうするか。そのあたりをやっていきましょう
- 温めるか冷やすか?
痛めた部分、とくに動かした時に痛めた場合はなんらかの組織損傷がおこっています。その場合は冷やしていくのがいいでしょう。激しい運動で痛めた場合は氷でおこなうアイシング。そうでない場合は、市販の冷湿布でいいかと思います。ただし、急性期の治療なので3日間ぐらいがベストですね。
- 安静か動くか?
以前は安静にしておくのが一番と言われていのですが、少し動けるようでしたら日常動作はしてもいいかと思います。ただ、無理にストレッチをおこなったり、YouTubeをみながら腰痛体操をするのは本当に危険です。正しい動作をすることが難しいからです。元気な時に予防として取り組みましょう。
- どうしても、次の日 用事がある場合
寝る前に、冷湿布 市販の痛み止めを飲んで寝ましょう。痛み止めの種類は薬局で相談していただくといいと思います。
- ぎっくり腰の治療
西洋医学的な病院での治療は①〜③になるかと思います。
🌈 たかはし治療院での治療法
- とにかく動けないような人
まず、立った状態か座った状態で鍼治療をします。寝てしまうと立てなくなる可能性があるからです。立った状態で足に「ぎっくり腰」のツボに鍼治療をします。座れるようになったらYNSA頭皮の鍼をします。
この時点で、痛みがなくなる人も多いです。
初診のとき、痛みのレベルは10→5ぐらい、半分ぐらいになればOKとして治療してきます。
・もし、この時点で寝ることができれば「精気の虚損」を治療していきます。今回の痛みにつながった根本的な身体の機能低下がどこでおこっているのかを治療していきます。その後、原因となった冷えや疲労などを除去していく鍼治療をしていきます。
・どうしても、明日に痛みを0にしなければならない用事、試合などがある場合は多少無理をして特別な治療をすることもあります。ただ、身体に無理がかかることも多いので元気で体力がある人に適用します。
当院では「ぎっくり腰」の患者も多く、得意な治療の一つとしております。ほぼ全員が効果を感じて変えられます。100% 1回で治るとは保証できませんが、1回で10→0になる方も多くいらっしゃいます。
「ぎっくり腰」というのは、生活習慣病の一つと私は考えております。生活習慣が変わらなければ何度も繰り返して起こります。よく、ぎっくり腰は癖になるという人もいらっしゃしますが、癖になるというよりは生活習慣が変わっていないだけなんですよね。
「ぎっくり腰」は、生活に大きく支障をきたします。肉体的にも経済的にも家庭的にも損失が大きいものです。できるだけ早く対策をねっていくことが大切です。
ぎっくり腰を根本から改善していきたい方は、ご相談を受け付けておりますのでご連絡ください。
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🏠神奈川県中郡大磯町西小磯757
たかはし治療院
院長 高橋道明
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