コラム
カッピング(吸玉)は肩こり・腰痛に効果がある?施術方法と注意点|大磯・平塚・茅ヶ崎
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「肩が張って重い」
「慢性的な腰の張りがなかなか取れない」
「マッサージや鍼とは違う施術も試してみたい」
そのような方が興味を持たれる施術の一つに、
カッピング(吸玉・吸角)があります。
背中などにカップを取り付け、
皮膚を吸引している写真を
見たことがある方も多いのではないでしょうか。
施術後に丸い赤紫色の跡が残ることがあるため
見た目のインパクトもありますが、
カッピングは古くから用いられてきた
伝統的な施術方法の一つです。
一方で、
「悪い血を吸い出す」
「老廃物を排出する」
「血流を劇的に改善する」
といった説明を目にすることもあります。
この記事では、
カッピングとはどのような施術なのか、
肩こり・腰痛にどのように取り入れられているのか、
そして施術を受ける前に知っておきたい注意点
まで分かりやすくご紹介します。
カッピング(吸玉)とは?
カッピングは、
ガラスやプラスチックなどでできたカップを
皮膚に装着し、
カップ内部を陰圧にすることで
皮膚を吸引する施術方法です。
日本では
「吸玉」「吸角」などと呼ばれることもあります。
鍼とは異なり、
皮膚へカップを装着して
吸引刺激を加えるのが特徴です。
肩・背中・腰など、
張りや重さを感じる場所を中心に
用いられることがあります。

カップ内部を陰圧にし、皮膚を吸引するカッピング(施術イメージ)
カッピングは肩こり・腰痛に効果がある?
カッピングは、
肩こりや腰痛などの
筋骨格系の痛みに対して用いられることがあります。
研究では、
慢性的な筋骨格系の痛みに対して
カッピング後に痛みが軽減したという結果も報告されています。
ただし、
研究によってカッピングの方法や対象者が異なり、
研究の質にもばらつきがあります。
そのため、
「カッピングをすれば肩こり・腰痛が治る」
「ほかの治療より優れている」
と一律にお伝えすることはできません。
吸引による独特の刺激
マッサージでは、
身体に対して外側から圧を加えることが多いですが、
カッピングは皮膚を吸引する方向へ刺激を加えます。
そのため、
押されるマッサージとは
少し違った感覚があります。
施術後に、
「肩や背中が軽く感じた」
「張っていたところが楽に感じる」
という方もいます。
ただし、
施術直後に楽になったことと、
肩こり・腰痛の原因そのものが治ったことは
分けて考える必要があります。
「血液やリンパを流して老廃物を排出する」とは?
カッピングについては、
「悪い血を出す」
「リンパを流して老廃物を排出する」
という説明を見かけることがあります。
しかし、
一般的なカッピングで
身体の中の「悪い血」や「老廃物」を
カップによって取り除いているわけではありません。
当院では、
皮膚や皮下組織へ吸引刺激を加える施術方法の一つ
としてカッピングを取り入れています。
「神経をブロックする治療」でもありません
以前の記事では、
カッピングによって神経の興奮を抑え、
「痛みの伝達をブロックする」
と説明していました。
痛みの感じ方には
末梢組織だけでなく、
脳や神経系などさまざまな仕組みが関係しています。
カッピングの作用についても研究されていますが、
特定の神経伝達を遮断することで痛みを治す施術
と単純に説明することはできません。
カッピング後に残る赤紫色の跡は何?
カッピングの特徴として、
施術した部分に
丸い赤色・紫色の跡が残ることがあります。
初めて見ると
「内出血したのでは?」
「身体の悪い場所ほど色が濃くなるの?」
と心配になるかもしれません。
吸引によって皮膚の毛細血管などに
一時的な変化が起こることで、
このような跡が現れることがあります。
色が濃いほど老廃物が多い、
血液が汚れている、
内臓が悪い、と判断することはできません。

施術後には吸引した部分に一時的な赤色・紫色の跡が残ることがあります(施術イメージ)
カッピングの跡はどのくらい残る?
跡の出方には個人差があります。
皮膚の状態や吸引する強さ、
カップを置いている時間などによっても異なります。
大切な予定、
温泉、
プール、
背中が見える服を着る予定などがある場合には、
施術前にご相談ください。
たかはし治療院のカッピング
たかはし治療院では、
肩こりや腰痛だからといって
すべての方へ同じ場所にカッピングを行うわけではありません。
まず現在の症状や身体の状態を確認します。
- 肩こり・腰痛が始まった時期
- 痛みや張りを感じる場所
- どのような動作で症状が強くなるか
- 腕や脚へのしびれの有無
- 筋力低下の有無
- 皮膚の状態
- 服用している薬
- 医療機関での診断・検査内容
身体の状態によって、
カッピングだけではなく、
鍼灸・経絡治療・YNSA・
あん摩マッサージ指圧などを組み合わせる場合もあります。
カッピングそのものを目的にするのではなく、
現在の身体に必要な施術方法の一つとして考えています。
カッピングでオイルを併用する場合について
当院では施術内容に応じて、
オイルを使用してカッピングを行う場合があります。
以前の記事では、
「O2クラフトオイルによって
細胞内へ酸素を届け、
一つひとつの細胞を活性化する」
と説明していました。
しかし、
オイルを皮膚へ塗ることで
全身の細胞へ酸素を届け、
細胞を活性化して肩こり・腰痛を治療できる
と断定することはできません。
オイルを使用する場合にも、
皮膚の状態や刺激への反応を確認しながら施術します。
カッピングを受ける前に知っておきたい注意点
カッピングは鍼を刺さない方法もありますが、
だからといって
「誰でもまったくリスクなく受けられる」
というものではありません。
- 皮膚に強い炎症や傷がある
- 湿疹などの皮膚症状がある
- 出血しやすい病気がある
- 血液を固まりにくくする薬などを服用している
- 現在医療機関で治療中である
- カッピングで強い皮膚トラブルを起こしたことがある
カッピングでは、
一時的な皮膚の変色だけでなく、
皮膚刺激などが起こる可能性があります。
強い痛みや皮膚の異常を感じた場合には、
我慢せず施術者へお知らせください。
肩こり・腰痛でも医療機関を優先したい症状
肩こりや腰痛は非常に身近な症状ですが、
中にはカッピングや鍼灸よりも
医療機関での評価を優先した方がよい場合があります。
- 急に強い痛みが起こった
- 転倒・事故などの後から強い痛みがある
- 腕や脚の筋力低下が進んでいる
- 歩行が急に困難になった
- 発熱を伴う
- 胸痛や強い息苦しさを伴う肩・背中の痛み
- 排尿・排便の異常を伴う腰痛
- 会陰部周囲の感覚がおかしい
- 安静にしていても強い痛みが続く
このような場合には、
「単なる肩こり」「いつもの腰痛」
と自己判断しないことが大切です。
カッピング施術はYouTubeでもご紹介しています
「カッピングって実際にはどんなことをするの?」
という方は、
動画も参考にしてみてください。
カッピングについてよくあるご質問
Q. カッピングは痛いですか?
カップで皮膚を吸引するため、
引っ張られるような独特の感覚があります。
刺激が強い場合には吸引する強さを調整しますので、
我慢せずお伝えください。
Q. 色が濃いところほど悪い場所ですか?
いいえ。
色の濃さだけから、
血液の状態や内臓の異常、
肩こり・腰痛の原因などを判断することはできません。
Q. カッピングで老廃物を出せますか?
カッピングによって
身体の「老廃物」をカップから排出するというものではありません。
皮膚へ陰圧による刺激を加える施術として行います。
Q. 腰痛はカッピングだけで治りますか?
腰痛にはさまざまな原因や背景があります。
カッピングだけで原因そのものが治るとは限りません。
身体の状態によって、
鍼灸やあん摩マッサージ指圧などを組み合わせる場合があります。
Q. カッピングの跡が残っても大丈夫ですか?
一時的に赤色や紫色の跡が残ることがあります。
予定がある方は施術前にご相談ください。
強い痛み、水疱、皮膚トラブルなどがある場合には
施術者へご連絡ください。
Q. 鍼灸と一緒に受けられますか?
身体の状態に応じて、
カッピングと鍼灸、
経絡治療、
あん摩マッサージ指圧などを
組み合わせる場合があります。
まとめ|カッピングは肩こり・腰痛への選択肢の一つ
カッピングは、
皮膚にカップを装着して陰圧による刺激を加える
伝統的な施術方法です。
肩こりや腰痛など、
慢性的な筋骨格系の痛みに対して研究も行われていますが、
「必ず治る」「根本改善できる」と
断定できる施術ではありません。
また、
施術後の赤紫色の跡は、
「悪い血」「老廃物」「身体の悪い部分」を
示しているわけではありません。
たかはし治療院では、
肩こり・腰痛という症状だけでなく、
身体の動きや症状の経過なども確認したうえで、
必要に応じてカッピングを施術の一つとして取り入れます。
カッピングだけにこだわるのではなく、
現在の身体に合わせて施術方法を選ぶこと
を大切にしています。
症状の経過や身体の状態を確認しながら、
カッピング・鍼灸・あん摩マッサージ指圧などから
必要な施術をご相談します。
たかはし治療院
神奈川県中郡大磯町西小磯757
TEL:0463-61-8122
院長 高橋道明






