突然くる動悸・息苦しさ・不安感の原因とは?|大磯・平塚で鍼灸・YNSA・マッサージをお探しの方へ

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コラム

突然の動悸・息苦しさ・不安感はなぜ起こる?検査で異常なしと言われた時の考え方と鍼灸|大磯・平塚

「何もしていないのに、急に心臓がドキドキする」
「息を吸っているのに、うまく吸えていないように感じる」
「突然強い不安に襲われ、このまま倒れるのではないかと怖くなる」

このような動悸・息苦しさ・不安感が突然起こると、
「心臓に何か重大な病気があるのでは?」
と不安になるのは当然です。

実際に、
動悸や息苦しさには
心臓・肺・甲状腺・貧血など
医学的な原因が関係している場合があります。

そのため、
突然の動悸や息苦しさがある場合には、
まず必要な医療機関で原因を確認することが大切です。

一方で、
心電図や血液検査などを受けても
大きな異常が見つからず、
それでも症状が繰り返される方もいます。

この記事では、
動悸・息苦しさ・不安感で考えられる原因、
「検査では異常なし」と言われた時の考え方、
自律神経や呼吸との関係、
そして鍼灸を取り入れる場合にできること

について詳しく解説します。

この記事で分かること

突然の動悸・息苦しさで考えられる原因

動悸とは、
普段は意識しない心臓の拍動を
強く感じる状態を指します。

「ドキドキする」
「脈が飛ぶ感じがする」
「突然心拍が速くなる」など、
感じ方はさまざまです。

動悸や息苦しさには、
次のような原因が考えられます。

  • 不整脈など心臓に関係するもの
  • 心臓や肺の病気
  • 貧血
  • 甲状腺機能の異常
  • 発熱や脱水
  • カフェイン・アルコールなどの影響
  • 服用している薬の影響
  • 過換気など呼吸の変化
  • 強い不安やパニック発作
  • 原因を一つに特定できない場合

動悸=自律神経、
息苦しさ=ストレスと最初から決めつけないこと

が重要です。

突然の動悸や息苦しさがある場合には、まず原因を確認することが大切です(イメージ)

病院で「異常なし」と言われたのに症状が続くとき

動悸や息苦しさが出て病院を受診し、
心電図や血液検査、
胸部の検査などを受けた結果、
「大きな異常はありません」
と言われることがあります。

重大な病気が見つからなかったことは
大切な情報です。

しかし、
「検査で異常がない=症状が存在しない」
という意味ではありません。

本人が感じている
動悸・呼吸のしにくさ・不安感は実際の症状です。

一度の検査ですべてが分かるとは限りません

例えば、
動悸が起きていない時には
通常の心電図で不整脈が確認できない場合があります。

症状によっては、
長時間心電図など
追加の検査が検討されることもあります。

「以前検査して異常なしだったから、
今後は何が起きても大丈夫」
と考えるのではなく、
症状が変化した場合には再度医療機関へ相談すること
も大切です。

突然起こる症状でつらいのは「また起きるかもしれない」という不安

動悸や息苦しさは、
痛みとはまた違う怖さがあります。

特に、
いつ起こるか分からないことが
大きな負担になる場合があります。

  • 仕事中に起きたらどうしよう
  • 電車の中で苦しくなったらどうしよう
  • 一人で外出するのが怖い
  • 夜中に症状が出るのが怖い
  • また心臓が止まるのではないかと思う

このような不安が続くと、
心拍や呼吸など身体の変化を
以前より強く意識するようになることがあります。

その結果、
身体の感覚への注意と不安が
互いに影響し合う状態
になる場合があります。

動悸・息苦しさと自律神経の関係

自律神経は、
心拍数、
血圧、
消化、
発汗など
私たちが意識しなくても行われている
身体の調節に関係しています。

自律神経には
交感神経と副交感神経があります。

緊張や運動などの状況では
心拍数が増えるなど、
身体はその場に必要な反応を起こします。

これは本来、
私たちが生活するために必要な仕組みです。

「自律神経が乱れる」とは単純なオン・オフではありません

健康情報では、
「交感神経が強くなりすぎている」
「副交感神経が働いていない」
という説明を見かけます。

しかし、
自律神経は
交感神経と副交感神経が
常に50対50で働いているわけではありません。

動悸や息苦しさがあるから
自律神経が乱れていると
症状だけから判断することはできません。

ストレスや緊張が関係することはあります

仕事や人間関係などのストレス、
長期間の疲労、
睡眠不足などが続いている時に、
動悸や身体の緊張を感じる方はいます。

そのため、
医学的な原因を確認したうえで、
睡眠・疲労・ストレスなども
身体の状態を考える材料になります。

ただし、
ストレスがあるから心臓や肺の評価は必要ない、
という意味ではありません。

突然の動悸・息苦しさ・不安感とパニック発作

突然強い不安が起こり、
動悸、
息苦しさ、
発汗、
震え、
めまいなどが一緒に現れる場合には、
パニック発作などが関係していることもあります。

症状は非常に強く、
「このまま死んでしまうのではないか」
と感じる方もいます。

こうした症状も、
本人が実際に感じている身体症状であり、
「気にしすぎ」「気持ちの問題」と片づけるものではありません。

繰り返している場合には、
内科などで身体的な原因を確認するとともに、
必要に応じて精神科・心療内科などへ相談する方法もあります。

息苦しさと呼吸の変化

強い不安や緊張が起こった時に、
呼吸が速くなったり
「息をもっと吸わなければ」
と繰り返し深く息を吸ったりすることがあります。

このような呼吸が続くと、
体内の二酸化炭素が必要以上に低下し、
過換気の状態になることがあります。

すると、
息苦しさだけでなく
めまい、
手足や口周囲のしびれ、
動悸などを感じることがあります。

不安が強い時には呼吸の速さや深さが変化し、息苦しさをさらに強く感じる場合があります(イメージ)

「呼吸が浅い=酸素不足」ではありません

以前の記事では、
「呼吸が浅くなる
→酸素が足りない
→脳が危険と判断する」
と説明していました。

しかし、
不安に伴う息苦しさを
単純な酸素不足で説明することはできません。

特に過換気では、
酸素が足りないというより、
呼吸が速くなりすぎることによる二酸化炭素の変化

が症状に関係する場合があります。

このような動悸・息苦しさは医療機関を優先してください

「以前も同じことがあったから自律神経だろう」
と自己判断しない方がよい症状があります。

特に注意したい症状
  • 強い胸痛や胸の圧迫感を伴う
  • 突然の強い息苦しさがある
  • 失神した、または意識が遠のく感じがある
  • 脈が非常に速い・極端に遅い状態が続く
  • 不規則な動悸と強い体調不良がある
  • 冷や汗、吐き気などを伴う
  • 唇が紫色になるなど明らかな呼吸困難がある
  • 片側の手足の麻痺やしびれ、ろれつの回りにくさがある

このような症状がある場合には、
鍼灸院で様子をみるのではなく、
早急に医療機関へ相談してください。

症状が起こった時にできること

医療機関で大きな異常がないことを確認しており、
同じような症状を繰り返している場合でも、
症状が起こると不安になるものです。

まず可能であれば安全な場所で座り、
身体を楽な姿勢にします。

「大きく吸わなければ」と何度も深呼吸するより、
呼吸を急がず、ゆっくり吐くことを意識する
方が楽に感じる場合があります。

ただし、
いつもと症状が違う、
胸痛や失神などを伴う場合には
セルフケアで様子をみないでください。

紙袋を使った呼吸法は行わないでください

以前は過換気の際に
紙袋を口に当てて呼吸する方法が
紹介されることがありました。

しかし、
別の原因による呼吸困難だった場合には危険になる可能性があります。
自己判断で行わないようにしてください。

「薬は症状を抑えるだけ」とは限りません

以前の記事では、
薬は「表に出ている反応を抑える役割」
と説明していました。

しかし、
薬には疾患や症状に応じた
重要な役割があります。

不整脈などに対する薬、
不安症状に対する治療など、
原因によって治療内容は異なります。

鍼灸を始めたからといって、
処方されている薬を自己判断で中止・減量しないでください。

薬について気になることがある場合には、
医師や薬剤師へ相談しましょう。

自律神経・不眠・めまいなどでお悩みの方へ

動悸・息苦しさだけでなく、
不眠・めまい・倦怠感・頭痛などを伴う方は、
当院の専門ページも参考にしてください。


自律神経・不眠・めまい専門ページを見る →

動悸・息苦しさ・不安感に対して鍼灸でできること

医療機関で必要な検査を受けたうえで、
慢性的な身体の緊張や疲労、
不眠などもあり、
鍼灸を希望される方がいます。

鍼刺激と自律神経系などの反応については
さまざまな研究が行われています。

ただし、
鍼灸によって自律神経を正常化し、
動悸や息苦しさの原因そのものを治せる
と一律に説明することはできません。

自律神経のお悩みなど身体の状態に合わせて行う鍼灸施術

医療機関での診断内容も確認しながら、その日の身体の状態に合わせて鍼灸を行います(施術イメージ)

首肩・胸郭周囲など身体の緊張も確認します

動悸や息苦しさを訴える方の中には、
首肩こりや胸周囲の緊張などを
一緒に感じている方もいます。

その場合には、
身体の状態を確認しながら
必要な部位へ鍼や
あん摩マッサージ指圧を行うことがあります。

ただし、
首肩をほぐせば心臓や呼吸の原因が治るという意味ではありません。

施術後に「呼吸しやすい」と感じる方もいます

施術後に、
「身体の力が抜けた感じがする」
「呼吸がしやすく感じる」
と話される方もいます。

こうした変化は、
患者さん自身が感じた
施術後の変化として大切に確認します。

ただし、
「呼吸が楽になった=自律神経が正常に戻った」
ということを示すものではありません。

経絡治療では身体全体の状態を確認します

たかはし治療院では、
東洋医学の考え方に基づいた
経絡治療を行うことがあります。

脈や腹部などを確認し、
その日の身体の状態を
東洋医学的に整理したうえで
使用する経絡や経穴を選びます。

東洋医学でいう
「気」「血」「経絡」は、
伝統医学の体系の中で身体を考えるための概念です。

現代医学の神経・血管などと
そのまま同じものではありません。


鍼灸・経絡治療について詳しく見る →

YNSA(山元式新頭鍼療法)を組み合わせる場合

身体の状態によっては、
YNSAを施術の一つとして使用することもあります。

YNSAは、
Yamamoto New Scalp Acupunctureの略で、
山元敏勝医師によって考案された頭皮への鍼療法です。

身体の反応を確認しながら
使用する頭皮の施術点を選択しますが、
YNSAによって脳や自律神経を直接正常化する
という意味ではありません。


YNSAについて詳しく見る →

たかはし治療院で動悸・息苦しさのご相談を受ける時に確認すること

当院では、
「検査で異常なしだったから自律神経ですね」
と決めつけて施術を行うことはありません。

まず現在の症状について詳しくお伺いします。

施術前に確認すること
  • いつ頃から症状が始まったか
  • どのような時に動悸が出るか
  • 一回の症状がどのくらい続くか
  • 胸の痛みを伴うか
  • 失神・めまいなどを伴うか
  • 運動中に症状が出るか
  • 呼吸はどのように苦しいのか
  • 医療機関でどのような検査を受けたか
  • 服用している薬
  • カフェイン・アルコールの摂取
  • 睡眠や疲労の状態
  • 首肩など身体の緊張があるか

そのうえで、
鍼灸を行ってよい状態なのかを確認します。

症状そのものだけでなく「生活への影響」も確認します

動悸や息苦しさでは、
症状が何分続いたかだけでなく、
生活への影響も重要です。

  • 外出できるようになったか
  • 電車に乗れるようになったか
  • 仕事中の不安が変化したか
  • 夜の症状への不安が変化したか
  • 睡眠への影響が変化したか
  • 身体の緊張感が変化したか

一回の施術直後だけでなく、
その後の日常生活でどうだったか
を確認していきます。

鍼灸は何回くらい受ければいい?

動悸や息苦しさがある方に、
「○回受ければ改善する」
と一律に決めることはできません。

症状の背景、
医療機関での診断、
症状が続いている期間、
施術後の経過などによって異なります。

最初から長期間の通院を決めるのではなく、
経過を確認しながら必要性を相談します。

動悸・息苦しさ・自律神経についてよくあるご質問

Q. 病院で異常なしなら、自律神経の乱れですか?

必ずしもそうとは限りません。
検査で重大な病気が見つからなかったことは重要ですが、
それだけで自律神経が原因と判断することはできません。
症状の経過によっては再評価が必要になる場合もあります。

Q. ストレスだけで動悸が起こることはありますか?

強い不安や緊張などに伴って
心拍を強く感じることはあります。
ただし、不整脈などでも動悸は起こるため、
初めての症状や強い症状では医学的な確認が大切です。

Q. 息苦しい時は大きく深呼吸すればいいですか?

過換気の状態では、
何度も大きく息を吸うことで
かえって症状が強くなる場合があります。
呼吸を急がず、
ゆっくり吐くことを意識すると楽になる方もいます。
ただし、強い呼吸困難の場合には医療機関を優先してください。

Q. 鍼灸で自律神経を整えれば動悸は治りますか?

動悸の原因にはさまざまなものがあるため、
鍼灸によって自律神経を整えれば
すべての動悸が治るというものではありません。
必要な医療を受けたうえで、
身体の状態に応じて鍼灸を補助的に取り入れる場合があります。

Q. パニック発作にも鍼灸はできますか?

医療機関での治療を受けながら、
身体の緊張などのお悩みに対して
鍼灸を併用することはあります。
必要な医学的・心理的治療を
鍼灸に置き換えるものではありません。

Q. 薬を飲みながら鍼灸を受けても大丈夫ですか?

服薬内容や身体の状態を確認したうえで
鍼灸を行う場合があります。
処方薬を自己判断で中止・減量せず、
変更については医師・薬剤師へ相談してください。

Q. 一度検査で異常なしなら、もう病院へ行かなくていいですか?

症状の内容が変わったり、
以前より強くなったり、
胸痛・失神など新しい症状が現れた場合には
再度医療機関への相談が必要です。

まとめ|動悸・息苦しさは「自律神経」と決めつけないことが大切

突然の動悸・息苦しさ・不安感には、
心臓、
肺、
甲状腺、
貧血、
呼吸の変化、
強い不安など
さまざまな原因が考えられます。

そのため、
最初から「自律神経の乱れ」と判断せず、
まず必要な医学的評価を受けること

が重要です。

一方、
検査で重大な異常が見つからなくても、
症状そのものが存在しないという意味ではありません。

症状への不安、
睡眠、
疲労、
身体の緊張などが
互いに影響する場合もあります。

鍼灸についても、
自律神経を正常化する、
神経の興奮を止める、
動悸の原因を根本から治す施術ではありません。

たかはし治療院では、
医療機関での診断内容も確認しながら、
経絡治療・YNSA・身体への鍼・
あん摩マッサージ指圧などを、
その日の身体の状態に合わせて組み合わせています。

検査では大きな異常がないのに、不調が続いている方へ

動悸・息苦しさ・不安感だけでなく、
睡眠、疲労、首肩など身体の状態、
医療機関での診断内容も確認しながら、
その日の状態に合わせて施術を考えます。


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たかはし治療院
院長 高橋道明