コラム
顔のたるみはなぜ起こる?原因・セルフケアと美容鍼|大磯・平塚・小田原
美容鍼
「以前よりフェイスラインがぼやけてきた」
「頬の位置が下がったように感じる」
「ほうれい線や口元のたるみが気になる」
「写真を見ると、以前より疲れて見える」
年齢を重ねるにつれて、
このような顔の変化を感じる方は少なくありません。
一般的に「たるみ」と呼ばれていますが、
顔のたるみは
皮膚だけの問題ではありません。
皮膚のハリや弾力、
皮下脂肪などの軟部組織、
顔を支える組織、
骨格、
加齢に伴う顔全体の変化などが重なり、
フェイスラインや頬の見え方が変化していきます。
この記事では、
顔のたるみがなぜ起こるのか、
日常生活でできること、
そして美容鍼を取り入れる場合の考え方について
分かりやすくご紹介します。
顔のたるみはなぜ起こる?原因とメカニズム
顔のたるみについて、
「表情筋が衰えたから」
「肌のコラーゲンが減ったから」
と一つの原因で説明されることがあります。
しかし実際には、
顔の見た目はもっと複雑です。
- 皮膚のハリ・弾力の変化
- 皮下脂肪など軟部組織の変化
- 顔を支える組織の加齢変化
- 顔の骨格や加齢に伴う骨の変化
- 表情や筋肉の使われ方
- 紫外線による長期的な皮膚への影響
- 体重の大きな増減など
これらが一人ひとり異なるため、
同じ年齢でも
たるみの出方には大きな個人差があります。
1.加齢に伴う皮膚の変化
年齢を重ねると、
皮膚の構造や水分保持力、
ハリや弾力などに変化が起こります。
真皮には、
コラーゲンやエラスチンなど
皮膚の構造を支える成分がありますが、
これらも年齢や紫外線などの影響を受けます。
その結果、
若い頃と比較して
皮膚のハリや弾力の変化を感じやすくなる
ことがあります。

顔のたるみは皮膚だけでなく、頬やフェイスラインなど顔全体の変化として考えることが大切です(イメージ)
「表情筋が衰えるからたるむ」だけではありません
顔の筋肉も年齢とともに変化しますが、
「表情筋の筋力が低下したから皮膚を支えられなくなり、
顔がたるむ」と単純に説明することはできません。
顔には皮膚、
脂肪組織、
筋肉、
骨などさまざまな組織が重なっています。
そのため、
顔全体の構造的な変化を含めて考えること
が重要です。
頬の脂肪や顔を支える組織も変化します
顔の皮下脂肪は、
ただ一枚の脂肪が顔全体を覆っているわけではありません。
いくつかの領域に分かれて存在し、
年齢とともにそのボリュームや位置関係が変化することがあります。
こうした変化も、
頬の位置やほうれい線、
口元やフェイスラインの見え方に関係します。
2.紫外線は皮膚の老化に大きく関係します
顔のエイジングケアを考えるうえで、
特に重要なのが紫外線対策です。
長期間にわたって紫外線を受けることで起こる
皮膚の変化は
光老化と呼ばれています。
紫外線は、
しわや色調の変化などとともに、
皮膚の弾力に関係する組織にも影響します。
美容鍼や化粧品だけでなく、
日常的な紫外線対策を続けること
が肌を守る基本になります。
乾燥すると「たるんで見える」ことも
肌が乾燥すると、
表面の細かな線や肌理が目立ち、
疲れた印象に見えることがあります。
ただし、
保湿をすれば構造的なたるみそのものが
持ち上がるという意味ではありません。
保湿は、
角層の状態を保ち、
肌の見た目を整えるための基本的なケア
として考えましょう。
3.生活習慣と肌の状態
元の記事では、
睡眠不足やストレス、
食生活の乱れが直接たるみを引き起こす
という説明をしていました。
睡眠や食事は健康維持のために重要ですが、
「寝不足だから顔がたるむ」
「この栄養素を摂ればたるみが改善する」
と一律には言えません。
美容のためだけに特別な生活をするのではなく、
健康を維持する基本的な習慣を続けること
をおすすめします。
喫煙と肌
喫煙は、
皮膚の老化との関連が知られています。
肌だけでなく全身の健康を考えるうえでも、
喫煙している方は禁煙について検討する価値があります。
急激な体重変化
体重が大きく変化すると、
顔の脂肪量や輪郭の見え方が変わることがあります。
短期間で極端なダイエットを繰り返すよりも、
健康状態を保ちながら適正な体重を考えることが大切です。
美容鍼とは?
美容鍼は、
顔や頭部などへ細い鍼を使用する美容目的の鍼施術です。
たるみ、
むくみ、
フェイスライン、
ほうれい線、
肌のハリなどのお悩みをきっかけに
美容鍼を希望される方がいます。
鍼によって皮膚やその周囲の組織に刺激が加わることで、
局所ではさまざまな生理的反応が起こります。
ただし、
美容鍼によってコラーゲンが必ず増え、
たるんだ皮膚が元の位置まで持ち上がる
と保証できるものではありません。

たるみだけに注目するのではなく、頬・口元・フェイスラインなど顔全体の状態を確認して美容鍼を行います(施術イメージ)
美容鍼で期待される見た目の変化
施術後に患者さんから、
「顔がすっきりして見える」
「フェイスラインがいつもと違って感じる」
「肌の感じが良い」
などの感想をいただくことがあります。
こうした変化は、
美容鍼を続けるかどうかを考える際の参考になります。
ただし、
感じ方や見た目の変化には個人差があります。
「即効リフトアップ」を保証する施術ではありません
美容鍼では、
施術前後の写真や鏡を見て
変化を感じる方もいます。
しかし、
一回の施術で何歳も若返る、
たるみが永久になくなる、
というものではありません。
その時点での見た目の変化と、
加齢に伴う顔の構造変化そのものが元に戻ることは
分けて考える必要があります。
たかはし治療院では「顔だけ」で終わらせない美容鍼
当院では、
たるみが気になるからといって
顔だけを見て施術を決めるわけではありません。
まず、
どの部分が気になっているのか、
いつ頃から変化を感じているのか、
美容鍼を受けてどのような状態を目指したいのかを
お伺いします。
- 頬の位置や左右差
- フェイスライン
- ほうれい線・口元
- 目元の印象
- むくみ感
- 噛みしめ・食いしばり
- 首肩の緊張
- 睡眠や疲労など現在の身体状態
「顔の悩みを、顔だけで終わらせない」
という考え方で、
その日の状態に合わせて施術を組み立てています。
首肩・噛みしめなども確認します
首肩こりや噛みしめが
顔のたるみそのものの原因だと
断定することはできません。
しかし、
美容のお悩みと一緒に
首肩のつらさや顎周囲の緊張を訴える方もいます。
その場合には、
顔とは別のお悩みとして状態を確認し、
必要に応じて全身への鍼や
あん摩マッサージ指圧などを組み合わせます。

美容のお悩みや希望を確認し、一人ひとりの状態に合わせて施術内容を考えます(施術イメージ)
日常生活でできるたるみ・エイジングケア
美容鍼だけで、
加齢によるすべての変化を防ぐことはできません。
毎日のスキンケアや生活習慣も
美容を考えるうえで大切です。
1.紫外線対策
顔のエイジングケアで
特に意識したいのが紫外線です。
日焼け止め、
帽子、
日傘などを状況に応じて使用し、
紫外線を避ける習慣を続けましょう。
2.保湿
乾燥を防ぎ、
角層の状態を保つためには
日常的な保湿が大切です。
高価な化粧品を使用すれば
たるみが改善するというものではありません。
自分の肌に合ったケアを続けましょう。
3.レチノールやビタミンCなどについて
エイジングケア化粧品では、
レチノールやビタミンC関連成分などが
使用されることがあります。
ただし、
化粧品を塗るだけで
頬の脂肪や顔の構造そのものが持ち上がるわけではありません。
刺激が出る場合もあるため、
肌質に合わせて使用しましょう。
4.強すぎるフェイシャルマッサージに注意
「リンパを流して老廃物を出せば、
たるみがなくなる」
という説明を目にすることがあります。
しかし、
フェイシャルマッサージによって
構造的なたるみが改善すると一律には言えません。
肌を強くこすったり、
痛みを感じるほど強く引っ張ったりする必要はありません。
5.表情筋トレーニングも「強ければよい」わけではありません
顔の運動を取り入れる方もいますが、
強い運動をたくさん行えば
必ずリフトアップするわけではありません。
美容ケアは一つの方法だけに頼らず、
無理なく続けられる範囲で考えましょう。
6.食事・睡眠・運動
「この食品を食べればコラーゲンが増えて、
たるみがなくなる」
というものではありません。
タンパク質や野菜などを含めた
バランスのよい食生活を基本にしましょう。
睡眠や適度な身体活動についても、
肌だけのためではなく
全身の健康を維持する基本として大切です。
美容鍼の施術はどのように進む?
1.カウンセリング
まず、
たるみ・ほうれい線・むくみなど
現在気になっている部分をお聞きします。
過去の美容施術や、
現在治療中の病気などについても
必要に応じて確認します。
2.顔・首肩などの状態を確認
顔全体のバランスや左右差、
首肩や顎周囲の状態などを確認します。
3.美容鍼
状態に応じて
顔などへ細い鍼を使用します。
必要に応じて、
身体への鍼などを組み合わせる場合もあります。
4.施術後の確認
施術後に鏡などで状態を確認し、
患者さん自身がどのように感じたかも伺います。
美容鍼の注意点
美容鍼は細い鍼を使用しますが、
まったく刺激がないわけではありません。
- 刺入時にチクッと感じることがある
- 響くような感覚を感じる場合がある
- 少量の出血が起こる場合がある
- 皮下出血・青あざができる場合がある
- 施術後に一時的なだるさを感じる場合がある
特に顔は血管が多いため、
美容鍼では皮下出血が起こる可能性があること
をご理解いただいたうえで施術を行います。
顔のたるみ・美容鍼についてよくあるご質問
Q. 美容鍼をするとたるみはなくなりますか?
たるみが完全になくなることを保証する施術ではありません。
美容鍼後にフェイスラインや肌の感じ方などの変化を
感じる方もいますが、個人差があります。
Q. 美容鍼でコラーゲンは増えますか?
鍼刺激による局所の組織反応については研究されていますが、
美容鍼によって十分な量のコラーゲンが増え、
構造的なたるみが改善すると一律に断定することはできません。
Q. 1回でも変化しますか?
一回の施術後に見た目や感覚の変化を感じる方もいます。
ただし、すべての方に同じ変化が起こるわけではありません。
Q. 効果は何日くらい続きますか?
一律に「○日から○週間」と決めることはできません。
年齢、肌の状態、顔の構造、
お悩みの内容などによって異なります。
Q. 美容鍼は痛いですか?
細い鍼を使用しますが、
まったく何も感じないとは限りません。
チクッとした刺激や、場所によって響くような感覚が
出ることがあります。
Q. 美容鍼は何回受ければいいですか?
お悩みや目標、
施術後の変化には個人差があるため、
最初から一律に回数を決めることはしていません。
経過を確認しながら相談します。
Q. 美容医療と美容鍼はどちらがいいですか?
美容鍼と美容医療では、
方法や目的が異なります。
たるみの程度や希望する変化によっては、
美容医療を検討する方もいます。
美容鍼だけですべての美容のお悩みに対応できるわけではありません。
まとめ|顔のたるみは「皮膚だけ」の問題ではありません
顔のたるみは、
単純に表情筋が衰えたことだけで起こるものではありません。
皮膚のハリや弾力、
皮下脂肪などの軟部組織、
顔を支える組織、
骨格、
紫外線など、
複数の要素によって顔の印象は変化します。
そのため、
美容鍼だけ、化粧品だけ、
マッサージだけで
すべてのたるみを解決しようと考える必要はありません。
紫外線対策や保湿などの基本的なスキンケアを続けながら、
美容鍼も美容ケアの選択肢の一つとして考えていただければと思います。
たかはし治療院では、
顔だけを見るのではなく、
頬・口元・フェイスライン、
噛みしめや首肩なども確認しながら
一人ひとりに合わせた美容鍼を行っています。
「顔だけでなく、身体から整える美容鍼」
現在のお悩みや希望を伺い、
顔全体と身体の状態を確認しながら施術を行います。
たかはし治療院
院長 高橋道明




