コラム
美容鍼は顔だけでいい?東洋医学で考える顔と全身の関係|大磯・平塚
美容鍼
たかはし治療院では、
美容鍼を「顔にたくさん鍼をする施術」だけとは考えていません。
お顔の状態とともに、
首肩の緊張、噛みしめ、睡眠、疲労なども確認しながら、
必要に応じて身体への鍼灸を組み合わせています。
東洋医学では昔から、
顔色や肌の状態、むくみなども
身体全体の状態を考える材料の一つとしてきました。
例えば、
「最近フェイスラインが気になる」
「目の下のクマが目立つ」
「顔がむくみやすい」
という美容のお悩みがある時に、
同時に首肩こり、疲労、睡眠不足、
噛みしめなどを感じている方もいます。
もちろん、
たるみやクマを身体の病気や特定の臓器の異常と
直接結びつけることはできません。
当院では、
顔のお悩みは顔として確認しながら、
同時に身体にもつらさがある場合には
その状態も確認するという考え方で美容鍼を行っています。
美容鍼で「顔と身体の両方を見る」とは?
美容鍼というと、
顔に鍼をする施術をイメージする方が多いと思います。
もちろん、
たるみ、むくみ、ほうれい線、
目元などのお悩みに対して、
お顔の状態を確認したうえで顔への美容鍼を行います。
しかし当院では、
顔だけを見るのではなく、
首肩の緊張、噛みしめ、
睡眠、疲労なども必要に応じて確認します。
美容のお悩みと身体の不調が
必ず同じ原因から起きているという意味ではありません。
顔と身体をそれぞれ確認したうえで、
必要な施術を組み合わせています。
東洋医学では顔の状態をどう考える?
東洋医学では、
脈、腹部、舌、顔色など、
身体に現れているさまざまな情報を参考にして
その人の状態を考えてきました。
顔についても、
色、乾燥、むくみなどを
身体を考える材料の一つとして捉える考え方があります。
これは現代医学の検査や診断とは異なる、
伝統的な東洋医学の考え方です。

東洋医学では、顔に現れる状態も身体全体を考える材料の一つとして捉えてきました
フェイスラインと「腎」という考え方
東洋医学では、
身体を「肝・心・脾・肺・腎」などの働きに分けて
状態を考える方法があります。
例えば、
従来の東洋医学では
フェイスラインや加齢に伴う変化などを考える際に、
「腎」という概念を参考にすることがあります。
ここでいう「腎」は、
現代医学でいう腎臓そのものと同じ意味ではありません。
「顔がたるんでいるから腎臓が悪い」
という意味ではありませんので、
東洋医学独自の身体の捉え方として考えます。
目の下のクマも一つの原因ではありません
目の下のクマには、
色素、皮膚の薄さ、
影、たるみなど
さまざまな要素が関係します。
睡眠不足や疲労によって
いつも以上に目元が気になる方もいるでしょう。
東洋医学では、
「肝」「脾」「腎」などの状態を参考にして
身体全体を考えることがあります。
ただし、
「クマ=肝が悪い」
「クマ=腎が悪い」
という医学的な診断ではありません。
なぜ美容鍼に身体への鍼灸を組み合わせるの?
たかはし治療院では、
美容鍼をご希望の方でも、
首肩こりや噛みしめ、疲労などがある場合には
身体への鍼灸を組み合わせることがあります。
例えば、
首肩が非常に緊張している方には
首肩周囲への施術を行ったり、
東洋医学的な身体の状態を確認したうえで
手足などの経穴を使用したりします。
これは、
「身体を治療すれば顔のたるみが治る」
という意味ではありません。
顔のお悩みとともに身体にもつらさがある方に対して、
美容と身体のケアを一つの施術の中で行うことが
当院の美容鍼の特徴です。
東洋医学の「陰陽五行論」とは?
当院が行う経絡治療では、
東洋医学の考え方の一つである
「陰陽五行論」も身体を考える参考にします。
少し難しい言葉ですが、
美容鍼で身体全体を見る考え方を理解するために、
簡単にご紹介します。
「陰」と「陽」
陰陽論では、
自然界や身体の状態を
相対する二つの側面から捉えます。
例えば、
寒・熱、内・外、静・動などを
陰と陽という考え方で整理します。
以前の記事では、
「陰なら身体が冷えている」
「陽なら熱が盛ん」
と単純に説明していましたが、
実際の東洋医学ではもっと幅広く身体の状態を考えます。
一つの症状だけで陰・陽を決めるのではなく、
脈や身体の状態などを総合して考える
というのが基本です。
五行論|木・火・土・金・水
五行論では、
自然界のさまざまなものを
木・火・土・金・水という
5つの要素に分類して考えます。
東洋医学では、
この五行を身体にも当てはめ、
次のように整理してきました。
- 木 ― 肝
- 火 ― 心
- 土 ― 脾
- 金 ― 肺
- 水 ― 腎
これらも、
現代医学における肝臓・心臓・脾臓・肺・腎臓と
完全に同じ意味ではなく、
東洋医学独自の機能的な概念を含んでいます。

五行論では、木・火・土・金・水の関係から身体の状態を考える方法があります
五行の「相生」と「相剋」
五行には、
それぞれが助け合う関係として
「相生(そうせい)」という考え方があります。
木は火を生み、
火は土へ、
土は金へ、
金は水へ、
水は木へとつながるという考え方です。
一方で、
一方向に働きすぎないよう
互いを抑制する関係を
「相剋(そうこく)」と呼びます。
東洋医学では、
こうした関係を身体の状態を考える
一つの理論として利用してきました。
例えば「肝」と「腎」の関係を考える
五行では、
「肝」は木、
「腎」は水に分類されます。
水が木を育てるという相生関係から、
東洋医学的な身体の状態によっては、
「肝」だけを見るのではなく
「腎」との関係も考えて施術を組み立てることがあります。
これが、
一つの症状だけを見るのではなく
身体全体のバランスを確認する
という経絡治療の考え方の一例です。
東洋医学でいう「未病」とは?
東洋医学では「未病」という言葉があります。
これは一般に、
病気として明確になる前の状態などを考える際に
使われてきた言葉です。
ただし、
以前の記事にあったように、
「五角形のバランスが崩れている=未病」
と単純に定義するものではありません。
当院では、
東洋医学の考え方を参考にしながら、
現在の体調やお悩みを確認して施術を行っています。
たかはし治療院の美容鍼|顔だけで終わらせない施術
たかはし治療院では、
美容鍼を行う前に
まずお顔のお悩みを詳しくお伺いします。
- たるみ・フェイスライン
- むくみ
- ほうれい線
- 目元のお悩み
- 肌の状態
- 首肩こり
- 噛みしめ・顎周囲の緊張
- 睡眠・疲労など身体の状態
そして必要に応じて、
顔への美容鍼だけでなく、
首肩や身体への鍼灸を組み合わせます。
「顔だけ」か「身体だけ」かではなく、
その方のお悩みと身体の状態に合わせて
施術内容を組み立てることを大切にしています。
お顔のお悩みを確認しながら、
首肩・噛みしめ・身体の状態にも目を向け、
必要な場合には身体への鍼灸も組み合わせます。
顔だけに鍼をする美容鍼との違いは?
顔だけへの美容鍼にも、
美容施術としての考え方があります。
そのため、
「顔だけの美容鍼ではすぐ元に戻る」
「全身治療をすれば必ず長持ちする」
と一律に比較することはできません。
たかはし治療院が身体への施術も大切にしているのは、
美容鍼を受ける方の中に、
首肩こりや噛みしめ、
疲労などのお悩みを同時に持っている方が
少なくないためです。
美容のお悩みだけでなく、
身体のつらさも一緒にケアしたい方に適した美容鍼
を目指しています。
たかはし治療院の美容鍼では、
お顔だけでなく首肩・噛みしめ・身体の状態まで確認しながら、
一人ひとりに合わせて施術を組み立てています。
まとめ|美容鍼は「顔だけを見る」のではなく身体の状態も確認する
東洋医学では、
顔の状態も身体全体を考える材料の一つとして捉えてきました。
陰陽五行論や
「肝・心・脾・肺・腎」という考え方も、
東洋医学で身体を捉えるために
長く用いられてきた理論です。
ただし、
顔のたるみやクマから
現代医学的な臓器の異常を診断できるわけではありません。
たかはし治療院では、
こうした東洋医学の考え方を参考にしながら、
お顔の状態、首肩、噛みしめ、睡眠、疲労などを確認し、
必要に応じて顔と身体の両方へ施術を行います。
顔だけで終わらせない。
これが、当院が大切にしている美容鍼の考え方です。
お顔のお悩みだけでなく、
首肩・噛みしめ・身体の状態も確認しながら、
一人ひとりに合わせた施術を行います。
たかはし治療院
院長 高橋道明




