小田原で鍼灸マッサージによる脳梗塞後遺症の改善|YNSAの効果とその実際|大磯・平塚で鍼灸・YNSA・マッサージをお探しの方へ

TEL:0463-61-8122

診療時間9:00~23:00 日曜・祝日休み

ネット予約をする
友だち追加

お問い合わせする >

コラム

脳梗塞後遺症に鍼灸・YNSAはどう使う?リハビリとの併用と施術の考え方|大磯・平塚・小田原

「脳梗塞の後、手足の動かしにくさが残っている」
「リハビリを続けているけれど、身体のこわばりがつらい」
「脳梗塞後遺症に鍼灸やマッサージを併用してもよいの?」
「YNSA(山元式新頭鍼療法)は脳梗塞後遺症にどのように使うの?」

脳梗塞の後には、
手足の麻痺や動かしにくさ、
感覚障害、
言葉の障害、
身体のこわばり、
痛みなど、
さまざまな症状が残ることがあります。

こうした脳梗塞後遺症では、
医療機関での治療とリハビリテーションが基本です。

そのうえで、
身体の痛みや筋緊張などに対して、
鍼灸やあん摩マッサージ指圧を
補助的に利用する方もいます。

たかはし治療院では、
身体の状態によって
YNSA(山元式新頭鍼療法)を
組み合わせることがあります。

この記事では、
脳梗塞後遺症とはどのようなものなのか、
リハビリと鍼灸・マッサージの関係、
YNSAの考え方、
施術の流れや注意点について詳しく解説します。

この記事で分かること

脳梗塞後遺症とは?

脳梗塞は、
脳の血管が詰まることによって
脳組織への血流が障害される病気です。

障害を受けた脳の場所や範囲によって、
発症後に残る症状は大きく異なります。

脳梗塞後にみられることがある症状
  • 片側の手足の麻痺・動かしにくさ
  • 手足の感覚低下・しびれ
  • 筋肉のこわばり・痙縮
  • 歩行の不安定さ
  • バランスの取りにくさ
  • 言葉が出にくい・理解しにくいなどの失語
  • 発音しにくいなどの構音障害
  • 飲み込みにくさ
  • 注意・記憶・遂行機能などの高次脳機能障害
  • 脳卒中後の痛みや疲労感

同じ「脳梗塞後遺症」でも、
一人ひとり症状や生活上の困りごとは違います。

身体の動きや上肢の状態を確認する施術イメージ

施術前には、現在できる動作や身体の状態を可能な範囲で確認します(施術イメージ)

脳梗塞後遺症ではリハビリテーションが重要です

脳梗塞後の機能回復や日常生活の再獲得では、
病院やリハビリテーション施設で行われる
専門的なリハビリが大切です。

状態によって、
理学療法、
作業療法、
言語聴覚療法などが行われます。

リハビリで取り組むことの例
  • 寝返り・起き上がり・立ち上がり
  • 歩行やバランス練習
  • 手や腕を使う練習
  • 食事・着替え・入浴などの日常生活動作
  • 言語・発音・コミュニケーション
  • 飲み込みに関する訓練

鍼灸やマッサージは、
こうしたリハビリの代わりになるものではありません。

慢性期になっても「何もできない」という意味ではありません

脳梗塞から時間が経過している場合でも、
現在の身体機能や生活状況に合わせて
リハビリや身体活動を続けることがあります。

目標も、
「麻痺を完全になくす」だけではなく、
立ち上がりやすくする、
歩ける距離を保つ、
着替えをしやすくするなど、
実際の生活に合わせて設定すること
が大切です。

脳梗塞後遺症に鍼灸でできること

脳卒中後の症状に対して、
鍼灸を補助的に利用する方もいます。

鍼灸については、
脳卒中後の運動機能や痛み、
痙縮などを対象とした研究も行われています。

ただし研究結果にはばらつきがあり、
鍼灸によって損傷した脳組織や神経が修復され、
麻痺が回復すると断定することはできません。

当院では、
医療機関での治療やリハビリを続けながら、
身体の状態に応じて鍼灸を併用するという考え方をとっています。

鍼によって「脳の血流を良くすれば回復する」わけではありません

以前は、
「鍼刺激で脳の血流を改善し、
神経を活性化させることで後遺症が回復する」
と説明されることがありました。

しかし、
脳梗塞後遺症を
単純な血流不足の問題として扱うことはできません。

慢性期の脳梗塞後遺症に対する鍼灸を、
詰まった血管を治したり、
損傷した脳を再生させたりする施術として
説明することはしていません。

脳梗塞後のマッサージはどのように行う?

脳梗塞後には、
肩・腕・背中・脚などに
張りや動かしにくさを感じる方もいます。

その場合には、
身体の状態に応じて
あん摩マッサージ指圧を組み合わせることがあります。

ただし、
強く揉めば痙縮が取れるというものではありません。

痙縮と「筋肉のこり」は同じではありません

脳梗塞後にみられる痙縮は、
単に筋肉が凝っている状態とは異なり、
中枢神経系の障害に伴って起こります。

そのため、
硬い筋肉を強く揉みほぐせば
痙縮そのものが治るわけではありません。

関節の状態や痛み、
筋緊張などを確認しながら
刺激量を調整することが重要です。

YNSA(山元式新頭鍼療法)とは?

YNSAは、
Yamamoto New Scalp Acupunctureの略で、
日本の医師である山元敏勝医師によって考案された
頭皮への鍼療法です。

頭皮に設定された施術点を用い、
身体の症状や反応を確認しながら
施術点を選択することが特徴です。

たかはし治療院でも、
脳梗塞後の身体症状に対して、
状態によってYNSAを施術方法の一つとして使用します。

身体の状態に応じて頭部への鍼を使用することがあります(施術イメージ)

YNSAは脳へ直接鍼を刺す治療ではありません

YNSAは頭部に鍼を行うため、
「脳を直接治療する鍼」
と説明されることがあります。

しかし、
鍼が脳そのものへ到達するわけではありません。

「神経回路を再生する」
「脳の障害部分を修復する」
「脳機能を正常化する」

と断定できる施術でもありません。

脳梗塞後遺症では何を確認する?

YNSAを使用する場合には、
施術前後で安全に確認できる動作を比較することがあります。

  • 腕を上げられる範囲
  • 手指の動かしやすさ
  • 立ち上がり
  • 立位の安定感
  • 歩行の状態
  • 身体の痛みやこわばり

ただし、
その場で動きが変化したことと、
脳梗塞後遺症そのものが回復したことは同じではありません。


YNSA(山元式新頭鍼療法)について詳しく見る →

たかはし治療院での施術の流れ

STEP1|脳梗塞の経過を確認

まず、
いつ脳梗塞を発症したのか、
どのような後遺症があるのか、
現在どのようなリハビリを行っているのかを確認します。

確認する主な内容
  • 脳梗塞を発症した時期
  • 病変部位や医療機関から受けている説明
  • 麻痺している側
  • 現在できる動作
  • しびれ・感覚障害・痛みの有無
  • 痙縮・関節の動かしにくさ
  • 言語・嚥下などの症状
  • 現在行っているリハビリ
  • 服用している薬
  • 日常生活で困っていること

STEP2|現在の身体機能を確認

安全に行える範囲で、
身体の動きや生活上困っている動作を確認します。

無理に筋力テストや歩行テストを行うのではなく、
その方の状態に合わせて行います。

STEP3|状態に合わせて施術

身体の状態に合わせて、
YNSA、
身体への鍼、
経絡治療、
あん摩マッサージ指圧などを
必要に応じて組み合わせます。

すべての方に同じ施術を行うわけではありません。

STEP4|施術後にもう一度確認

施術前に確認した動作について、
安全な範囲でもう一度確認します。

施術直後だけでなく、
その後の日常生活でどうだったか
も
次回来院時に確認します。

身体の状態に合わせて行う鍼灸施術

YNSAだけでなく、身体の状態に応じて全身への鍼灸を組み合わせることがあります(施術イメージ)

脳梗塞後遺症では「何ができるようになったか」を見る

脳梗塞後の経過を確認する時には、
「麻痺が治ったかどうか」だけで評価する必要はありません。

日常生活の変化も大切な評価になります
  • 以前より立ち上がりやすくなったか
  • 歩ける距離が変化したか
  • 着替えがしやすくなったか
  • 麻痺側の手を日常生活で使える場面が増えたか
  • 痛みやこわばりの感じ方が変わったか
  • 疲れにくさに変化があるか
  • 外出や家事など活動範囲が変わったか

実際の日常生活で何が変わったか
をリハビリの担当者とも共有できると理想的です。

症例を見る時に注意したいこと

インターネットでは、
「YNSAで歩けるようになった」
「鍼で麻痺が改善した」
といった症例を目にすることがあります。

症例報告は、
どのような施術を行ったかを知る参考にはなります。

しかし、
一人の患者さんに変化があったことを、
すべての脳梗塞後遺症に当てはめることはできません。


症例報告を見る →

鍼灸・YNSAはどのくらいの頻度で受ければいい?

「週1回なら効果が出る」
「週2回続ければ回復する」
という決まった頻度はありません。

発症からの期間、
後遺症の状態、
体力、
病院で行っているリハビリ、
通院負担などによって異なります。

鍼灸への通院そのものが負担にならないことも重要です。
施術後の状態を確認しながら相談して決めていきます。

脳梗塞後は「鍼灸だけ」ではなく日常生活とリハビリが大切

脳梗塞後遺症では、
鍼灸の効果を高めるために自己流の運動をたくさん行う、
という考え方ではありません。

医師や理学療法士・作業療法士・言語聴覚士などから
指導されている内容を基本にする
ことが大切です。

無理なストレッチをしない

麻痺や痙縮がある場合、
硬いからといって
力任せに関節を伸ばす必要はありません。

肩などでは痛みや関節の問題を伴うこともあるため、
リハビリで指導された方法を優先しましょう。

転倒予防

歩行が不安定な場合には、
無理に一人で歩行練習を行わないことも大切です。

自宅内の段差や敷物、
浴室などの環境も確認しておきましょう。

再発予防の治療を続ける

脳梗塞を経験した方では、
再発予防も非常に重要です。

血圧、
糖尿病、
脂質異常症、
心房細動などについて
治療を受けている場合には、
医師の指示に従って継続してください。

鍼灸を始めたからといって、
抗血小板薬・抗凝固薬などの薬を
自己判断で中止してはいけません。

脳梗塞の再発を疑う症状は鍼灸より救急対応を

脳梗塞を経験した方に、
突然いつもと違う神経症状が現れた場合には、
「後遺症が悪くなっただけ」
と判断しないことが重要です。

突然このような症状が出た場合は救急要請を考えてください
  • 顔の片側が下がる・動かしにくい
  • 片方の腕や脚に急に力が入らない
  • 突然強いしびれが出る
  • 言葉が出ない・ろれつが回らない
  • 相手の話を理解しにくくなる
  • 突然見えにくくなる
  • 突然強いふらつきが起こる
  • これまでにない激しい頭痛が起こる

新しく出た症状の場合は時間が重要です。
鍼灸院へ連絡する前に、
救急医療を優先してください。

脳梗塞後に鍼灸を受ける際の注意点

脳梗塞後には、
血栓を予防する目的で
抗血小板薬や抗凝固薬を服用している方もいます。

その場合、
鍼による小さな出血や内出血が
起こりやすくなることがあります。

薬を中止する必要はありませんので、
現在服用している薬を施術者へ伝えてください。

脳梗塞後遺症で鍼灸院を選ぶ時のポイント

脳梗塞後遺症に対する鍼灸を検討する場合には、
単に「脳梗塞専門」「麻痺が治る」といった宣伝だけで
選ばないことをおすすめします。

  • 国家資格を持つ施術者が担当している
  • 脳梗塞の病歴や現在の薬を確認している
  • 病院でのリハビリを否定しない
  • 「必ず麻痺が治る」と断定しない
  • 安全に身体機能を確認している
  • 鍼灸のリスクについて説明している
  • 新しい神経症状があれば医療機関への受診を勧める

脳梗塞後遺症と鍼灸・YNSAについてよくあるご質問

Q. 脳梗塞後遺症は鍼灸で治りますか?

鍼灸によって脳梗塞で損傷した脳組織を
元の状態へ戻せると断定することはできません。
脳梗塞後の症状に対して鍼灸を補助的に利用する方はいますが、
病院での治療とリハビリが基本になります。

Q. YNSAで麻痺が改善しますか?

施術後に動かしやすさなどの変化を感じる方はいますが、
YNSAを受ければ麻痺が回復すると保証することはできません。
施術前後の動作と、その後の日常生活での経過を確認します。

Q. YNSAは脳を再生する鍼ですか?

いいえ。
YNSAは頭皮へ鍼を行う方法ですが、
脳そのものへ鍼を刺す施術ではありません。
また、損傷した脳組織を再生することが
確立されている施術でもありません。

Q. 発症から何年も経っていますが受けられますか?

慢性期でも状態に応じて鍼灸を行うことはあります。
ただし、発症から時間が経っているから
必ず効果がある・ないと一律には判断できません。
現在の身体機能や生活上のお悩みを確認して施術を考えます。

Q. 病院のリハビリと併用できますか?

はい。
むしろ病院やリハビリテーションで行われている治療を
中止して鍼灸へ切り替えるという考えではありません。
現在のリハビリを続けながら、
身体の状態に応じて鍼灸を併用する方法があります。

Q. 脳梗塞後の痙縮はマッサージで取れますか?

痙縮は単純な筋肉のこりとは異なるため、
強く揉めば取れるものではありません。
身体の状態に合わせて刺激量を調整し、
必要なリハビリと組み合わせて考えます。

Q. 血液をサラサラにする薬を飲んでいても鍼はできますか?

状態に応じて鍼灸を行うことはありますが、
抗血小板薬や抗凝固薬を使用している場合には
出血や内出血に注意が必要です。
服用している薬を事前にお知らせください。
薬を自己判断で中止する必要はありません。

Q. 何回くらい受ければよいですか?

後遺症の状態、
発症からの期間、
体力、
現在行っているリハビリ、
施術後の反応などによって異なります。
一律に「週○回」「○回で改善」と決めず、
経過を確認しながら相談します。

Q. 鍼は痛いですか?

細い鍼を使用しますが、
刺す瞬間のチクッとした感覚や、
重い・響くような感覚を感じることがあります。
また少量の出血や内出血、
一時的な疲労感などが起こることもあります。

まとめ|脳梗塞後遺症ではリハビリを基本に、鍼灸・YNSAを選択肢の一つとして考える

脳梗塞後には、
麻痺、
感覚障害、
痙縮、
歩行障害、
失語、
高次脳機能障害など、
さまざまな後遺症が残ることがあります。

その回復や生活機能の維持・向上では、
医療機関での治療と専門的なリハビリテーションが基本
になります。

鍼灸やマッサージについては、
それらを置き換えるものではなく、
身体の痛みやこわばりなどを含めた
補助的なケアとして利用する方法があります。

YNSAも、
脳を直接治療する、
神経を再生する、
麻痺を必ず改善させる施術ではありません。

たかはし治療院では、
現在の診断内容やリハビリ状況、
身体機能を確認したうえで、
YNSA・身体への鍼・経絡治療・
あん摩マッサージ指圧などを
状態に合わせて組み合わせています。

そして、
「麻痺が完全になくなったか」だけではなく、
立ちやすくなった、
歩ける距離が変わった、
日常生活で手を使える場面が増えたなど、
実際の生活の変化を確認していくこと

を大切にしています。

脳梗塞後遺症で鍼灸・YNSAを検討されている方へ

脳梗塞の発症時期や現在の後遺症、
病院で行っているリハビリ、
服用している薬などを確認しながら、
身体の状態に合わせて施術を考えます。


オンライン予約はこちら


LINEからお問い合わせ

たかはし治療院
院長 高橋道明